野地温泉

20代は、有馬温泉や草津温泉のような、にぎわいがあってお土産屋さんやカフェ、レストランもあるような、ワイワイ友人やカップルで行って楽しめるような温泉地の方が人気があるでしょう。 じゃらんや楽天トラベルで紹介される、「全国人気温泉No.10!」のような特集には、必ずランクインするような温泉もいいけれど、本当の温泉好きは「秘湯」に行くのだ! 温泉は究極の自然療法。とくに難しい知識も必要なし!しかも気持ち良くてリラックスできる。 薬のような強い副作用もないのに、さまざまな効能効果ある。こんな最高な温泉天国の日本に住んでいる私たちは、とーってもラッキーなのですよ! かなり独善的な記事ですが、50カ所以上の秘湯を巡った私がおすすめする温泉ベスト10を一挙紹介!

秘湯とは

一般的には、山奥や岬の突端など、交通の便が悪く人の往来に乏しい場所に、隠れるように存在する穴場的な温泉地のことを、秘湯と呼びます。 秘湯と呼ばれるものの中には、「野湯」というものもあります。野湯とは、その源泉を利用した旅館やホテルなどの商業施設がなく、さらに敷居などもなく、温度や泉質を調整していない温泉のことを指します。 出典:Biglobe 温泉大辞典

現在ではこのような誰も足を踏み入れないような穴場的秘湯だけでなく、代々源泉を守ってきた湯守がいる宿や、宿泊施設が隣接するような温泉でも「秘湯」と呼ぶところもあります。 日本には「日本秘湯を守る会」というのがあり、この会に登録している温泉宿は秘湯として広く親しまれています。 日本秘湯を守る会

秘湯をおすすめする理由

秘湯の多くは、駅から遠く離れた山奥にポツンとある一軒宿。 夏は新緑の山道を延々とバスや車で登って行って、やっとたどり着く、そんな場所です。 車がないといけないのでは?と思うかもしれませんが、多くの宿は時間を決めて送迎も行っています。電車で行く人も、気軽に秘湯を満喫することができます。

泉質が素晴らしい

秘湯の良さは、なんといってもその泉質。 お湯に個性がある、という感じでしょうか。 強酸性の効能抜群のお湯、古い檜の風呂桶になみなみと溢れる白濁のお湯、泥湯、黒湯、鉄分の多い赤いお湯… 温泉それぞれに効能も異なり、木の香りを嗅ぎながら入る温泉は、極上そのもの。 自分のお気に入りの温泉に毎年通う、という人もいます。

静かに過ごせる

こどもは退屈するからか、秘湯に子連れ家族はほとんど見かけません。 世代も40代以降の落ち着いたカップルやご夫婦が多い。 湯治棟がある宿は、長期にわたり泊まっているひとりの人も。 皆、温泉を楽しみに来ている、というのがわかります。 そのため、秘湯はとても静か。人の気配は感じるけれど、木の葉が風に揺られてサワサワと立てる音や、温泉のすぐ脇を流れる川のせせらぎの音を聴いたり、夏は蝉の声、冬は雪がシンシンと降り積もる音… そんな中で温かいお湯に肩まで浸かり、露天で星空を見上げながらほんわりと灯るランプの光の中で下界のことは忘れ、頭を空っぽにして過ごす時間はとても貴重です。

秘湯は2泊以上がおすすめ

一泊二日だと、秘湯を満喫するには短かすぎます。 チェックインの3時に宿につき1回か2回入ったらすぐ夕飯の時間になり、食後すぐはゆっくり部屋で休みたいですし、夜遅く宿からちょっと歩いた離れのお湯に入るのは気が引ける… 翌朝早くに起きて入っても、せいぜい3回くらい入れたらいいくらい。 温泉好きの私にしたら、日帰り入浴の客たちがまだ来ない午前中も含め、一日中何度も入りたい。 そして、お湯に入ったり部屋で読書をしたりパソコンで記事を書いたり、珈琲を淹れて家族や友人と喋ったり。そんな時間がゆったり持てるのは、最低でも2泊しないと満足いく温泉旅にはならないのです。 せっかく遠くまで足を運ぶので、宿代も多少高くつきますが、余裕のある人はぜひ2泊してみてください。

いよいよ紹介!おすすめ秘湯トップ10!

さて、いよいよわたしの今まで行った秘湯温泉トップ10を紹介します! 自称秘湯マニアが選ぶこれらの温泉、絶対に後悔させない自信あり! 1位から10位まで、ほぼ僅差です。どの温泉も何度でも行きたい、そう思う温泉。 2018年も、最低4か所の秘湯を巡る予定ですので、この順位はまた変動があるかも!?

おすすめ秘湯 10位

宝川温泉(群馬)

群馬・宝川温泉 出典:http://www.takaragawa.com/ 宝川温泉は、群馬県にある混浴温泉です。 女性専用の露天、内湯がそれぞれ2つずつあり、混浴が苦手な人でも楽しめる温泉。混浴露天は3つあります。 上の写真の右手手前、宝川温泉の敷地の一番奥に、女性専用の露天があるのですが、この露天はとても静かで混浴にも匹敵するいい温泉。 でもやはり宝川温泉は混浴のこの、大きな川を挟んだ大きなお風呂がとても開放的で気持ちがいいです。 外国人が読む旅行ガイドに載っているのか、外国人のお客さんがとても多い。 ただ残念なのは、混浴でも男女気楽に入れる配慮からなのか宿がオレンジ色のバスタオルの貸し出しをしているのですが、それをそのまま巻いて入っている人はもちろん、自分で家から持ってきたと思われる色とりどりの柄タオルを巻いてお湯に浸かっている人がとにかく多い… 温泉好きにしてみると、タオルを巻いたまま入るなんて言語道断。 温泉に入る人は、脈々と守られてきたお湯に敬意を払ってほしい。そう思うのですがおそらく宿も黙認というか、許しているのでしょう。まるでテーマパークのような雰囲気にちょっと残念な感が否めないです。それが10位の所以。 タオルで入浴する人が多いためか、お湯は源泉かけ流しなのでまだいいですが、ちょっと汚い感じがしました。 ただ、120畳もの露天で100人以上を収容する温泉はあまりない。そういう意味では大自然を満喫しながら、楽しめる温泉でもあります。 【JTB】宝川温泉予約

おすすめ秘湯 9位

ランプの宿 高峰温泉(長野)

高峰温泉 出典:https://wondertrip.jp/ 高峰温泉は標高2000mの山の上にある一軒宿。通称「ランプの宿」です。 空気が澄んでいて天気のいい夜には星空観察、宿泊客は宿が催している散策イベントなどに申し込み、山道をガイドと一緒に歩いて野花や木々を観察しながら適度に運動することもできます。 高峰温泉:散策 新宿から高峰温泉行のバスで行くこともでき、東京方面からのアクセスはとても便利。 宿は木のぬくもりが溢れ、星空を眺めながらランプの優しい光の中、お湯に浸かれます。 温泉は露天がひとつと、内湯が3つ。それぞれ個性があり飽きません。 私は2回訪れましたが、真冬の雪深い時期にも行ってみたい。 冬季は雪上車での送迎もあり、スノーシューを履いてのイベントもあるようで、オールシーズン楽しむことができる温泉。 お湯は透明で飲泉も可能。宿に用意されたペットボトルで温泉を持ち帰ることもできます。] 【JTB】らんぷの宿高峰温泉予約

おすすめ秘湯 8位

ふけの湯(青森)

ふけの湯 ここは混浴の中でもちょっとハードルが高い野趣溢れる温泉。 なんとなくわかるでしょうか。遠くから撮った写真ですが、丸見えの混浴。ちょっと女性にはハードルが高いのです。 混浴でも入りやすいところは、女性の脱衣所からお湯に入るところに岩や衝立がしてあり、男性の方から見えづらい工夫がされていたりするのですが、こちらはそういう配慮は一切なし。 誰もいない時間を見計らって、さっと入りたいところ。 蒸けの湯 上の写真は露天の女湯。混浴がちょっと…という人はこちらでもいいですが、ちょっと開放感には欠けます。お湯は同じなので、ゆっくり気兼ねなく過ごすことはできますね。 わたしはバスで近い後生掛温泉に宿泊し、こちらは入浴のみでしたが、ぜひ一度泊まってみたい、そう思える温泉です。 というのも、宿が昭和なノスタルジックに溢れ、なんとも懐かしいというかホッとする雰囲気があります。

おすすめ秘湯 7位

後生掛温泉(青森)

後生掛温泉 出典:盛岡・八万平ワイド観光エリア 後生掛温泉は青森県にある、湯治棟を備えた秘湯。

「馬で来て下駄で帰る後生掛」といわれるほど、効能豊かな湯治場。「温泉保養館」と呼ばれる大浴場は天井の高い木造りの山小屋風で、男湯も女湯も、木箱から首だけ出してあたたまる「箱蒸し風呂」をはじめ、気泡が肌を美しくする「火山風呂」、美肌効果の抜群の「泥風呂」、自然の蒸気を利用した「サウナ風呂」、マッサージ効果抜群の「打たせ湯」、「神経痛の湯」、「露天風呂」の7つの温泉浴が楽しめます。1年中地熱で床が温まっているオンドル宿舎もあり、1年中湯治客がひっきりなしに訪れます。

たくさんの種類のお湯があり、まったく飽きません。 オンドルといって、床からの地熱を利用して湯治ができる湯治棟があり、自分で食材を持ち込めば料理ができる調理場もあります。 「毎年ここのオンドルに来る」という女性とがいて、寝ているだけで湯治になるので、日本中から毎年多くのお客さんが来る、と教えてくれました。 後生掛温泉 私は宿泊棟に泊まりましたが、宿泊棟では宿のお料理がいただけます。 でも再訪する際は、ぜひオンドルに泊まって温泉三昧をしたい、と思っています。 【JTB】後生掛温泉予約

おすすめ秘湯 6位

新玉川温泉(青森)

新玉川温泉 新玉川温泉は、日本一の強酸性湯。酸性の度合いごとにお湯が分かれていて、低い方から徐々に体を慣らせて、最後に中央の酸性100%に入ります。 アルカリ性のお湯に慣れている人はびっくりすると思います。とにかくお湯が違う。 粘膜に酸性100%のお湯が沁みると痛い痛い。顔は絶対に浸けてはいけません。 静かにお湯に入っても、しばらくすると肌に痛みを感じるようになります。 新玉川温泉は、「新」とつくことでおわかりのとおり、「玉川温泉」の姉妹宿。玉川温泉には地熱利用の岩盤浴もあり、こちらは不治の病や末期がんの患者さんが日本中から集まり湯治をすることで有名です。 玉川温泉 岩盤浴 神々しい雰囲気は、藁をもすがる気持ちであろう病気の人たちの心も癒してくれるような、神聖な雰囲気に包まれています。 新玉川温泉は、新しいこともありとても綺麗な宿で、お料理もとても美味しい。 酸性が強いので一日に何度も入ることができないので長期で泊まるといいのでしょうが、私は2泊しました。 新玉川温泉にも、畳の上で地熱を感じながら横になれるところもあり、露天もあります。 後生掛温泉のように、箱湯や寝湯、打たせ湯、サウナなどもあり、温泉好きにはたまりません。 【JTB】新玉川温泉予約

おすすめ秘湯 5位

野地温泉(福島)

さていよいよ5位。5位からはほんとうに甲乙つけがたくどれも1位にしたいくらいの温泉です。 野地温泉 野地温泉で一番すきな、総檜の「千寿の湯」。 手前から順に温度が上がっていきます。白濁のアルカリ泉で湯量も豊富。木の香りを嗅ぎながら浸かるお湯は最高! 岩風呂もいいですが、檜の温泉が私は好きです。 野地温泉 鬼面の湯。 二階に上がったところにある岩風呂です。ここにはまれに熊が登場するようで…注意書きがありました。 夜入るのは控えた方がいいかもしれません。 野地温泉 こちらも総檜作り。露天です。 ここに泊まったとき雪がちらほらと降ってきて、雪見風呂を愉しむことができました。外気が冷たくてもお湯が温かいのでとても気持ちいい。 晴れた日で、日帰り入浴客が来る前の時間にお気に入りの小説をここで読むのがお気に入り。 【JTB】野地温泉予約

おすすめ秘湯 4位

酸ヶ湯温泉(青森)

酸ヶ湯温泉 別名千人風呂と呼ばれる総ヒバの温泉。約160畳もあり1000人収容できるほどの広さということで、混浴です。 その歴史は古く、300年も昔から開かれていた温泉宿で、八甲田の大岳の西麓に位置する標高約900mの高地にあります。 冬は雪深く、すでに雪解けしていた初夏に訪れましたがまだ雪が残っているほど。 山道をずっと車で登っていった先に開けたところにある、秘湯とは言えないほどの大きな宿です。 泉質は酸性硫黄泉。玉川温泉ほど強くはありませんが、手ぬぐいで体をふくだけでボロボロにちぎれてしまうほどの強さ。 ここは混浴ではありますが、女性の脱衣所からお湯まではしっかりと衝立があり、お湯に入るところを男性に見られる心配もありません。 白濁なので一度肩まで浸かって、お湯の中でカニ歩きをして中央に進むのがコツ。 湯着も1000円程度で販売されていて、女性はそれを着て楽しんでいる人もいましたが、私はタオルや湯着は使わない主義なので、カニ歩きで頑張ります。 中には裸でわざと女性に見せるような男性もいるらしいのですが、宿側がそれに対して強い姿勢を見せており、温泉内のいたるところに男性への警告が書かれていてその効果からか、最近は男性客もマナーを守って入浴しているようです。 効能:リュウマチ、神経痛、胃腸病、婦人病、便秘、ぜんそくなど 【JTB】酸ヶ湯温泉予約

おすすめ秘湯 3位

蔦温泉 蔦温泉旅館(青森)

泉響の湯 酸ヶ湯温泉に近い…といってもバスで1時間以上は揺られて辿りづく、山の中の一軒宿。 ここは、古いけれどとても清潔で、文豪が小説を書くために長期で泊まるような…そんな雰囲気があります。1万円台で宿泊できる高級旅館。 部屋はとても広く、綺麗な畳の部屋で、お料理は懐石料理のような美しさ。味ももちろん最高です。 駅からかなりの時間車に乗っていかなくてはいけないところにあって、なかなか気軽にはいけないですが、宿の特別感はどの宿よりもある気がします。 東北、特に青森県には本当に素晴らしい温泉が多いです。 【JTB】蔦温泉予約

おすすめ秘湯 2位

乳頭温泉郷 鶴の湯温泉(秋田)

乳頭温泉 この温泉はたびたびメディアに登場するので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。 一番人気は、本陣と呼ばれる茅葺屋根の囲炉裏のある部屋。とにかく人気が高く、半年前から予約を開始するのですが、予約開始の朝7時にすぐに電話をしないとGWや夏休みなどの人気の時期はあっという間に埋まってしまうほど。 予約は電話のみで、メールやオンライン予約はやっておらず、争奪戦です。 4種類の泉質の異なる源泉があり、白湯、黒湯、中の湯、滝の湯、と分かれています。 鶴の湯 中でも有名なのが写真の混浴露天風呂、白湯。 その名の通り白濁湯で、お湯に入るところには大きな岩があり、男性の方からは見えないように工夫されています。 ただここの難点は人気がありすぎて、日帰り入浴目当ての客が多い日中はごった返すほどの盛況ぶり。チェックインも、一度囲炉裏のある部屋に通されて順番待ち、という感じです。 日中は日帰り入浴客が多過ぎるため人数制限があるほど。ここは宿泊を強くおすすめします。夕方からは宿泊客だけで静かになり、ゆっくりと温泉に浸かることができます。 日中人が多いですが、湯量が豊富で循環がいいのか、お湯はとても綺麗です。 混浴デビューするにはとてもいい温泉。昔からあるいい温泉には混浴が多く、ぜひ勇気を振り絞って入ってみてください。きっとはまってしまうはず。 【JTB】乳頭温泉郷予約

おすすめ秘湯 1位

夏油温泉元湯夏油(岩手)

元湯夏油 栄えある1位は、岩手県の山奥にある夏油温泉! ここは…本当にお湯だけを純粋に楽しむだけに来るところ。 なぜなら、Wifiも繋がらず、部屋にはテレビも冷蔵庫もありません。その代わり、お湯はここでしか味わえない野趣溢れる魅力的な温泉です。 夏油温泉は混浴。もちろん内湯には女湯もありますし、外にも女性専用風呂もあります。女性だけの時間帯も設けられていて、うまく利用すればまったく男性の目を気にすることなく楽しむことができます。 川の脇にある露天は、夜は小さなランプひとつ。そこに辿りつくまでに長い階段を下りていく必要があり、足が悪い人や高齢者は気を付けた方がいいかもしれません。 次回行くときは、ヘッドランプを持って行こうかな、と思っています。 夏油温泉のいちばんの魅力は、50度以上ある「温湯」。 もちろん浸かることは難しいので、かけ湯をします。このかけ湯が最高に気持ちがいい! 川のすぐ脇に立っている湯殿は、川を眺めながらザブザブと熱いお湯をかけて愉しみます。 不思議と、50度近いお湯でもかけ湯にするととても心地いい。 中にはツワモノがいて、肩まで浸かっていた人もいますが、かけ湯の方がお湯を楽しめます。 【JTB】夏油温泉予約

まとめ

いかがでしたか? 今回は秘湯を中心に私の中のトップ10を紹介しました。 秘湯というジャンルには入らないかもしれないけれど、山形の銀山温泉や、熊本の黒川温泉など、他にも素晴らしい温泉がたくさんあります。 おいおい紹介していきますので、お楽しみに!

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