こんにちは。
FREPPYのYAKOです。
先日、LGBTの方から貴重なお話を伺うことができました。
ビジネスをしている方で、LGBTへの理解や正しい対応方法を知らないこともあるかな、と思いましたので、シェアしたいと思います。
今、ご自分の集客用のサイトやコーポレイトサイトをお持ちの方は、個人ででも、会社でも、この記事でご紹介する対応をしていただくと、LGBTの人たちだけでなく、私たち自身の社会ももっとフレキシブルで自由になるのではないかな、と思います。
LGBTとは?

LGBTとは、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの頭文字を取った単語です。
レズビアンは、女性が女性を愛する人のこと、ゲイは男性が男性を、バイセクシャルは男女の分けることなく愛する人たちのこと、トランスジェンダーとは、生まれてきた生物学的な身体は、心の性とは逆の人たちのことを言います。
私は今から25年前に、アメリカに留学したときにLGBTについて講義を受け、クラスメートと様々なディスカッションを通しながら理解を深めていった経験があります。
ですが、実際に「私の周りにはいないけど・・・?」と、自分とは関係ないことだと感じていて、LGBTに対して無意識にNGな言動をしていることがあるかもしれません。
11人に1人はLGBT
話を聞かせてくださった方は、女性として生まれたけれど心は男性のトランスジェンダーでした。
身体の性と心の性を合致させるために、性適合手術を受けられ、外見も声も、体格も男性そのものでした。
彼曰く、日本人の11人に1人はLGBTだそうで、カミングアウトしていないだけで実は身近な知り合いの中にいる可能性は非常に高い、ということでした。
ビジネスにおける、LGBTへの理解はとても大切
身近にいる知人にLGBTがいない、と思い込んでいることで、意識の低さから自ら地雷を踏んでいるケースは少なくないそうです。
たとえば、新規開拓をしようとした取引先で、気軽にこんな質問をしてしまうのはタブーだそう。
「奥様(旦那さん)はどういう方ですか?」
「彼女(彼氏)はいる?」
「お子さんはいらっしゃいますか?」
相手がLGBTだった場合、頭からストレートだと思いこむ発言をされると「この人はLGBTに対して理解がないんだな」と思い、取引については積極的に考えられなくなるそうです。
ですので、もしどうしてもコミュニケーション上聞いてしまいたくなった場合は、
「パートナーはいらっしゃいますか」という風に、多様性を理解している、という姿勢を見せるだけで、ちょっと信頼できそうかな、カミングアウトしようかな? と思えるそうです。
「子供がいるか」という質問は、LGBTじゃなくても非常に失礼な質問なので、一般的にNGなものだと思います。
望んでも妊娠できないで不妊治療を続けているかもしれないし、本人は子供が欲しいのにセックスレスで子供を望めないとか、パートナーが子どもが欲しくなくて精神的に辛い思いをしているとか、その人の背景には様々な状況がありますよね。
LGBTの芸能人に対する個人的な偏見や差別発言はやめよう
あなたのクライアントがLGBTで、カミングアウトしていない場合。
あなたはまさかその人がLGBTだなんて思ってもいなくて、会話の中で思わずNGワードを発っしてしまう、ということはあるかもしれません。
たとえば、マツコ・デラックスさんは最近テレビで活躍されていますが、「気持ち悪い」なんていう発言をすると、もうそこでビジネスは破談になる、と思っていた方がいいでしょう。
レインボーフラッグのアイコンをサイトに掲示する

レインボーフラッグとは、Wikipediaによるとこういうもの。
レインボーフラッグ(直訳: 虹の旗、英語: rainbow flag, LGBT pride flag, gay pride flag)はレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー (LGBT) の尊厳と LGBTの社会運動を象徴する旗。1970年代から使用された。フラッグに使われた色は LGBTコミュニティの多様性を表し、LGBT の権利パレードの一種ゲイ・パレード(プライド・パレード)でしばしば見られる。
引用元:Wikipedia
「LGBTへの理解がありますよ」という意志表示を簡単にできる方法が、レインボーフラッグのアイコンをWebサイトのどこかに載せていく、というもの。
これは私も知らなくて、とても参考になりました。
Webサイトを持っている方は、サイドバーやフッターに入れておいたり、予約フォームやお問合せフォームのページに掲載しておく、というのがいいのかな、と思いました。
シンプルなものですが、レインボーフラッグアイコンを作りましたので、ご自由にダウンロードして使ってください。(右クリックで「画像を保存」でダウンロードできます)




企業の経営者で従業員がいるなら、LGBTに対する意識のレクチャーをするといいと思う
LGBTへの理解や対応方法を、社員で一緒に考える時間を設けてもいいと思います。
いくら経営者が理解していて、サイトにレインボーフラッグを掲示していたとしても、電話の窓口や営業など、現場でクライアントに接するスタッフに知識や理解がないと意味がありません。
LGBTに限らず、ハンディキャップの方などへの対応なども共有しておくといいと思います。
実際にトランスジェンダーの方から貴重なお話が聞けて、とても参考になりました。
予約フォームや問合せフォーム、LGBTのレインボーフラッグはすぐに対応できると思いますので、ぜひ実施してみてくださいね!