オンラインビジネスを始めようと思うんだけれど、
よく「堅い雰囲気」「近寄りがたい」と言われてしまうことがあります…
服装とか、見た目が心配。
なるほど。
では、セルフブランディングをする際の、気を付ける服装や、誰にでもできる簡単な方法をお伝えしますね!
セルフブランディングに欠かせない服装の威力

個人事業主で、一人でビジネスをされる方は多いと思います。
その際、競合他社との差別化やインパクトは、非常に重要です。
「印象は見た目が9割」と言われるほど、視覚から入ってくる印象はあなたのイメージを相手に伝えます。
つまり、セルフブランディングをする上で、外見を作る服装やファッションアイテムは、非常に効果的なツールになるのです。
セルフブランディングをする上で必要なのは、「ビジネス上のインナーブランディング」が先決
私のクライアントとの相談の場で、よく誤解されているな、と感じることがあります。
それは、「自分らしさが出る服装」こそがセルフブランディングだと勘違いしていることです。
たとえば、あなたのアバター(ペルソナともいいます)、つまりターゲットとなるクライアント像がしっかり定まっていないと、あなたはひょっとしたら、独りよがりの服装に身を包み、せっかくの素晴らしいビジネスの全容を相手に「違う印象」として100%伝えきれない可能性があるのです。
たとえば、あなたの商品やサービスのブランディングにおいて、ターゲットがフリーランスのマーケッター希望20代の男性だとしましょう。
このとき、20代の男性で、フリーランスという働き方を希望する、マーケッターはどんな人物なのかを、徹底的に洗い出す必要があります。
あなたのイメージだけでなく、実際に「マーケッター 男性」等で画像検索して、あなたのアバターやブランディングイメージにぴったり合う人を探してもいいでしょう。
そのアバターが、どんな服装を好むのか、ということを考えてみましょう。
セルフブランディングで大切なこと。「相手にインパクトを与える」
個人事業主でセルフブランディングを行う場合、大切なのはクライアントに覚えてもらうことです。
覚えてもらうために、ファッションアイテムはとても便利なツールとなります。
帽子、眼鏡、髪型など、奇抜になりすぎてはいけませんが、「ああ、あの丸眼鏡かけてた人」と思い出してもらえれば、それで競合から一歩リードしたといっても過言ではありません。
装いは生き方を伝える
ひとめで「〇〇のブランド」と分かるようなスーツやシャツを選ぶ必要はありません。
ですが、装いは無言であなたの生き方を伝えるほどのパワーを発揮する場合があります。
ですが、印象を左右するポイントは、「ディティール」です。
たとえば、シンプルな白いシャツを選んだとしても、生地がオックスフォードならカジュアルな雰囲気になりますし、ブロードなら洗練された雰囲気になります。
どちらがいい、というわけではありません。アバターを想定した上で決め手ください。
官公庁や教育機関の人がクライアントになる仕事の場合は、カジュアルな装いよりも、ネイビーやグレーで仕立てのいいスーツを着た方が、相手への印象は良くなります。
スーツ着用が当然の業界で、いくらあなたがクリエイターだったとしても、襟なしのシャツにスニーカーでは、信頼感や権威性が損なわれてしまいます。
ネイビーやグレーのスーツでも、たとえば袖口にちらりと見えるカフスボタンをつけていたら、高価な時計をつけているよりもお洒落感は出ます。

なぜなら、高価な時計を付けている人はたくさんいますが、お洒落なカフスボタンを付けている人の方が少数派だからです。
また、時計は「時を知る」ための道具ですが、カフスボタンは完全にお洒落アイテム。なくてもいいものです。
その「なくてもいいもの」をあえて身に着けているところに、「この人は細やかな気配りができる人なのかしら」「ほとんど見えないところにカフスボタンをしているなんて、素敵」という印象を与えます。
さりげないポイントですが、相手に印象付けるには、無言のパワーを秘めています。
高額商品を売るなら、ユニクロや無印は避けよう
ユニクロや無印がダメ、ということではありません。
ですが、高額商品を買うアバターは、生活レベルが中級~上級の人を想定しているのではないでしょうか。
ユニクロや無印などの大衆向けファッションブランドを避ける理由は、中流階級や富裕層の人も持っている可能性が高いからです。
つまり「あ、あのシャツ、ユニクロだ」とわかってしまうのです。
もちろん、富裕層がユニクロを着てはいけないというわけではありません。
ですが、もしあなたの商品やサービスが高額商品の場合、「この商品は、本当にその値段の価値があるのか」という不安を相手に与えかねません。
なぜなら、人は勝手にイメージを作るからです。
ユニクロという値段の安い服を着ているということは、つまりそれほど稼いでいないのだろうか、と。
あなたがお洒落さんで、「ユニクロでもこんなふうに着こなせますよ」というアピールができると仮に思っていたとしても、そのままの意図を相手も汲むというわけではないのです。
高級ブランドじゃなくてもいいけれど、ひと目で「大衆向けの安い服を着ている」と思わせない方がリスクヘッジになります。
金融系の仕事をしている人は絶対です。
ファイナンシャルプランナーが、安っぽい服を着ていて「この人、本当に稼げているのかな?」と相手が不安に思えば、けして自分の大切な資産の相談相手には選ばないでしょう。
清潔感を出すのは、髪。
ピシっとアイロンの効いたシャツ、真っ白な襟元。
たしかに、汚れていないアイロンがかかった服は清潔に見えます。
ですが、せっかく素敵な服を着ていても、台無しにしてしまうのが髪です。
髪型がお洒落かどうか、ということ以前に、綺麗に手入れしているかどうかで印象はだいぶ変わります。
男性なら、中途半端に伸びた髪はNG。カット仕立ての髪に悪い印象を持つ人はいません。

女性なら、艶感や、顔の表情がわかるように結わいたり、耳にかけたりといった工夫をしましょう。

服選びのコツ
同じ服でも、あの人にはすごく似合っているのに、私が着るとなんだか野暮ったく見える…
そんな経験、あなたもあるのではないでしょうか。
なぜなら、肌の色、髪型も体格も、あなたと違うからです。
肌の色を綺麗に明るく見せる色
あなたの肌色を綺麗に魅せる色は、それぞれ違います。
カラーコンサルタントに一度見てもらうのがベストですが、誰にでも簡単に調べる方法があります。
セルフィーであなたの写真をスマホで撮影し、首から下に色紙を置いてみましょう。
100円均一に無地の折り紙が売られているのでそれで充分です。
あなたの首から下、つまり服装に色を重ねてみるのです。
ネイビー、グレー、ブラック。
オレンジ、ピンク、イエロー、レッド。
あなたの顔がパッと明るく見える色はどれでしょうか。
服を選ぶときは「肩幅」に合わせること
服が野暮ったく見えるかどうかは、あなたの体格・サイズに服が合っていないときに起こりがちです。
服があなたの身体にあっているかどうか、簡単な確認方法は「肩幅に合っているかどうか」です。
肩幅に合っているかどうか、必ず試着して鏡に全身を映し確認しましょう。
また、全身をチェックするときに、前だけでなく後ろ姿も必ず確認しましょう。
自分ではよくわからなければ定員さんに相談してもいいと思います。
「欲しかったサイズがなかったから、1サイズ大きなサイズを買っちゃった」というのは、後で必ず公開します。
サイズが合わない服ほど野暮ったくなるものはありません。
配色は2色プラス差し色で
お洒落感は、色でも決まります。
人が「お洒落だな」と感じる配色は、2色と言われています。
この中に、白は入れても入れなくても構いません。白は無色として扱って良い色でもあり、白いジャケットで清潔感やインパクトを与えることもできます。
たとえば、グレー+ネイビー+白。
黒+赤+白。
という風に。
ダークトーンで揃えた服でも、たとえばネクタイピンやカフスボタンに明るい色を差し色に入れてみたり、
女性なら、スカーフやバッグ、マネキュアに色を入れてもいいですね。
ブラウンは難しい
服選びで色を考えるときに、注意しなければいけないのは「ブラウン」です。
ブラウンには、赤味が強いものから黄身が強いものなど、ただの濃淡ではなく「別の色」になってしまいます。
なので、「このブラウンは私に合うけれど、ベージュは老けて見える」ということが起こり得ます。
グレーはどんな色とも相性がいい
一方、グレーはただの「濃淡」で表現される色です。
薄いグレーから濃いチャコールグレーまで、どんな色とも合わせすい色です。
柔らかな印象を出したいなら薄いグレー、権威性や重厚感を出したいなら濃いグレーなど、意図に合わせてチョイスしやすいメリットもあります。
強烈な個性とインパクトを簡単に演出できるアイテム=眼鏡
眼鏡は、顔の上に載せるアイテム。必ず相手の視界に入るものです。
眼鏡はさりげないお洒落感を演出したり、インパクトを与えるのに格好のアイテムです。
お洒落眼鏡に慣れていない人は、無難なシェイプの眼鏡を選びがです。
眼鏡屋さんに行くと、「わ、こんな色の眼鏡は恥ずかしくて着けられない!」とか「こんなシェイプの眼鏡は絶対わたしには合わない」と思えるような眼鏡もあるでしょう。
ですが、そういった先入観を捨て、ぜひ勇気を持って試着してみてください。
もしあなたが目が悪いなら、どこにでもあるようなオジサン眼鏡を卒業し、ちょっと遊び心のあるシェイプや色をチョイスしてみてください。
お洒落な眼鏡は、平凡な装いや単色のコーディネートの中に、一気にお洒落感を演出してくれます。
セルフブランディングを構築する服
冒頭で、セルフブランディングは「アバターを念頭に置く」ということをお話しました。
ですが、もしあなたが「どうしてもこの服は着ていて居心地が悪くソワソワしてしまう…」というなら、アバターを意識した上で、色々とアレンジをしてみてください。
ファッションは、あなたの印象を演出するだけでなく、勇気や自信も与えてくれます。
この装いは、すごくワクワクする。
この装いは、着ていてとても心地がいい。
この装いは、自分に自信をつけてくれる。
そんな風にあなたの潜在意識にアプローチしてくれれば、クライアントと話をするときも静かな後ろ盾となってあなたをサポートしてくれるでしょう。