玉川温泉

秋田県、玉川温泉は温泉好き&秘湯好きにとっては聖地のようなところ。
末期がんの患者さんや、根治不能と言われる病気の方が湯治に来られる、神秘的な温泉でもあります。

東北には個性的で泉質の良い温泉が多いですが、特に青森県は個々に特徴がある個性的で本格的な温泉が多く、魅力的です。
電車で行く場合でも、路線バスで新玉川温泉、後生掛温泉、ふけの湯などの名湯を簡単に行き来できます。

わたしは新玉川温泉を拠点に、玉川温泉、後生掛温泉、ふけの湯を回りました。

まずは、拠点にした新玉川温泉からその魅力を紹介します!

新玉川温泉の特徴

新玉川温泉

新玉川温泉は、玉川温泉から源泉を引いています。玉川温泉との大きな違いは、新玉川温泉には岩盤浴がなく、湯治棟がないこと。その代わり、健康的で美味しい食事が用意されていて、感覚で快適に利用できます。

玉川温泉の特徴は、日本一の強酸性であること!また、様々な重篤な病気を抱える方が湯治に集まる温泉でもあります。

湯量はかなり多く、源泉地帯からは毎分9000リットルもの温泉が湧き出ています。
一つの温泉の湯量としては日本一だそう。

また、新玉川温泉にある数々の源泉かけ流しのお湯を楽しめるだけでなく、玉川温泉の入浴チケットも一日一回分もらえます。

吹きあがる温泉の醍醐味をすぐそこに感じながら岩盤浴で湯治をしたい、という方や、宿泊料を抑えて長期間湯治に専念したいという方は玉川温泉の湯治棟への宿泊がいいかもしれません。

[adsense2]

新玉川温泉へのアクセス

玉川温泉へはバスでもすぐに移動できますし、徒歩でも移動できますが、時期によってはクマが出るので注意してください。

電車の場合、JR田沢湖駅から路線バスが出ています。夏季と冬季で路線バスの時刻が変わるのと、厳冬期はバスが運休になるので、宿の雪上車の送迎予約が必要になります。

気を付けよ!飲泉は必ず薄めて!

わたしは注意書きを読みもせず、いつもの感じで飲泉用の温泉を飲んでしまいました!

味の例えは、まさに「梅酒」。梅酒を原液で飲むような酸っぱさと強烈さ!

「うわぁ!酸っぱい!」と顔を上げると注意書きが…

「飲泉は必ず30倍程度に薄めて飲んでください。そのまま飲むと危険です」

もうあとの祭りでしたが、そのあとで水をたくさん飲みました。宿の人に聞くと大笑いしながら「原液で飲むと骨を溶かしてしまったり、胃に穴をあけてしまうほど強いから~」と教えていただきました。

酸性の温泉には手ぬぐいはタブー

新玉川温泉は強酸性。手ぬぐいで体を洗うのはもちろん、温泉から出た体についた水滴を拭くだけでも、すぐにボロボロになってしまいます。

新玉川温泉に限らず、酸性の温泉には手ぬぐいではなく、宿に用意されたタオルを持参すると良いと思います。

新玉川温泉の泉質と効能

泉質

酸性-含二酸化炭素・鉄(Ⅱ)・アルミニウム-塩化物泉

効能

  • 効果のある疾患
  • リウマチや神経系疾患
  • 血圧等の循環器系疾患
  • 脊髄性疾患、小児麻痺
  • 貧血症、白血球減少症
  • 皮膚病
  • 生体の免疫力・抗菌力の増強、健康増進に対する効果
  • 肝機能の活発化
  • 疲労回復
  • 細胞の活発化と若返りに対する効果(アンチエイジング)

出典:新玉川温泉の効能

がんの患者さんが湯治に利用されることで有名です。

厳かな雰囲気、しぶきをあげる源泉の激しさと神々しさ、静かで温かい地熱、どれをとってもからだを病んだ人々を癒すパワーを感じる温泉です。

色んな入浴法を楽しめる!

新玉川温泉

新玉川温泉には、源泉100%の大きな湯舟の他、源泉50%のあつ湯とぬる湯、弱酸性湯、歩行湯、打たせ湯、寝湯、箱蒸し湯がヒノキの香りが心地よい空間に揃っています。

また、この他に小さめの露天、ゴザの上に横になる温浴もあります。

強酸性なので長湯ができないため、じっくり入りたい人は源泉50%のお湯や弱酸性湯、箱蒸し湯がおすすめ。

源泉100%のお湯は、入ると体中がピリピリと痛むほど。傷口があったりするとものすごく痛いと思います。入ったあとは、なんとなく肌がぬるり。これは皮膚表面が溶けているのだそう。

源泉100%なので効果も高いのでぜひ入って欲しいですが、強いので湯疲れしやすい人は注意してください。

温泉で気分が悪くなりやすい人や持病がある人は、館内の湯治相談室に常駐している看護師さんに相談してからの入浴をおすすめします。

健康への配慮が随所に感じられる宿

新玉川温泉の料理

新玉川温泉の食事はビュッフェスタイル。ビュッフェスタイルの温泉宿はけっこうありますが、ここ新玉川温泉の食事はクオリティが高い!

ビュッフェでは揚げ物が冷めていることが多いのですが、ここでは作り立てをお客さんに出していて、温かくホカホカ、ホクホクでいただくことができます。

またバラエティ豊富で食べきれないほどの種類!一泊だけではもったいないお宿です。

[adsense3]

とくに驚いたのが、バターとミルク。

新玉川温泉

とくにびっくりしたのが、朝食時に用意されているバターと珈琲用のミルク!

個別包装されたバターをセルフ形式で「ご自由にどうぞ」と盛っている宿、見たことありません!

ほぼどこの温泉宿もマーガリンだと思います。マーガリンは植物性なのでからだに良いと誤解している方もいるかと思いますが、実際には心臓疾患のリスクを高めるトランス脂肪酸がたっぷりと含まれていて危険な食品です。価格も圧倒的にバターよりマーガリンの方が安いため、バターを用意してくれているということは、原価を上げてでも客への健康配慮をしているという証拠です。

また、珈琲に入れるミルクも、ここではフレッシュではなくクリームミルクでした。

フレッシュというのは、よく見かける個別包装のプラスチック容器に入ったアレ。

アレはミルクの成分なんてどこにもなく、水と油で作られたもの。からだに良いはずがありません。

ここでは、珈琲ポットの横にたっぷりと小さめのピッチャーにミルクが注がれていました。

宿の方が健康について知識が豊富なこと、そして客の健康への配慮が行き届いていることが随所に感じられました。

がんを患う方が湯治に使う温泉である、という意味がわかる気がしました。

まとめ

新玉川温泉は田沢湖から路線バスで宿の目の前まで行けます。車があると近隣の温泉への移動も楽ですが、比較的近くに集まっているためバス移動も不便ではありませんし、バス代もリーズナブルです。

新玉川温泉には湯治棟がありませんが、食事は健康的でとても美味しく、玉川温泉の無料入浴券ももらえるのでお得感があります。

がん治療や難病の方が多く湯治に訪れる玉川温泉。おすすめします。

宿の予約はこちらから

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です