この記事では「ビジネスネームを付けるかどうか」というテーマについてお話ししたいと思います。
私も起業してから、何度もビジネスネームを考えたことがありました。そんな経験から、私なりのアドバイスをしたいと思います。
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ビジネスネームは必須ではない
起業する際に最初に考えるべきことの一つとして、ビジネスネームがあるかもしれません。しかし、後回しにしても良いと思います。というのは、ビジネスネームで大成功されている方もいらっしゃいますが、それが必須ではないからです。
ビジネスネームをつけたい、と考えるとき、おそらくこんな理由からではないでしょうか。
- 自分の名前が嫌い
- 自分の名前が平凡過ぎる
- 自分と同姓同名の人がたくさんいる
- 身バレしたくない
- 好きな名前がある
- 開運をしたい
私の場合、自分の名前が嫌い、平凡過ぎる、好きな名前がある、開運したい、とかなりの確率で条件に合ったのですが、結果的に本名にしました。
その理由は、「開運の画数で、いい名前がなかったから」に尽きます。
どうせビジネスネームをつけるなら、運気アップするのがいいなぁ、と苗字の「佐藤」はそのままに、「靖子」を別の名前にしたくて調べたところ、最高の結果が出たのが「糸」でした。
佐藤 糸。
なんか素敵。いいんじゃない?
そう思っていたのですが、ある占い師に「糸は『切れる』を連想する人もいるからやめたほうがいい」と言われ、やめました。
結局、他の候補はどれもこれもピンと来ず、だったらもう、面倒だから本名でいいや、と思ったのです。
開運なんて関係ない、かもしれない
例えば、本田健さんをご存知でしょうか。彼はYouTubeで「本田健」と検索すればすぐに見つかるほど有名な方で、お金に関する話題や大富豪になるためのTIPSを発信している作家です。
実は「本田健」という名前は、彼が著者として成功することを決めた際に、自ら作ったビジネスネームです。
この名前の由来は「本だけで成功する」という決意から来ているそうです。彼は画数などを全く気にせず、この名前で大成功を収めました。
こういう風に、自分が目指すことと語呂をかけあわせてビジネスネームをつけ、大成功している人もいらっしゃるので、ひょっとしたら開運なんて関係ないかもしれませんね。
そもそも、画数を気にするのは日本人か中国人くらいだと思うし。
ビジネスネームをつくるメリットとデメリット
特にオンラインビジネスでは、誰が見ているかわからないので、自分を守るためにビジネスネームを使うのは有効です。また、本名が好きではない人にとっても、ビジネスネームを使うことで行動がスムーズになることがあります。
ただし、ビジネスネームを頻繁に変えるのは避けた方が良いです。一度決めたらそれを使い続けることが重要です。また、ビジネスネームを使う場合でも、特定商取引法に基づく表記には本名を記載する必要があります。ビジネスネームがバレることを前提に活動する方が良いでしょう。
企業案件をとるなら、本名が吉
最終的に、ビジネスネームを使うかどうかはあなたの価値観や目標に依存します。例えば、企業案件を目指す場合、本名で活動する方が信頼を得やすいです。
特に教育機関や公的機関との取引がある場合は、信頼性が重視されます。
企業案件以外にも、個人ビジネスをされている方でも「本名を使わない人は、なぜ本名を使わないのか怪しく感じる」と言っている方も一定数いますので、特別なことがない限りは普通に本名を使うのがいいのかな、と。
前述の本田健さんのようにビジネスネームで成功している人もいますが、特に起業初期は本名で活動する方が信頼を得やすいこともあります。ご自身のビジネススタイルに合わせて、最適な選択をしてください。
もし、ビジネスネームで活動していきたいのであれば、法人化するときに法人口座を持つことができれば、普段語っているビジネスネームと振込先の名前が違うために怪しまれる、ということは少ないかもしれません。
今回はビジネスネームを付けるかどうかについてお話ししました。ご参考になれば幸いです。