こんにちは。フレッピーズ、ブランドクリエイターのYACCOです。
ひとり起業家さん、個人事業主、中小企業経営者様のブランディング、Web仕組み戦略の制作や、スクールを運営しています。
私自身のブランド「FREPPIES BRANDING ENERGY(フレッピーズ・ブランディングエナジー)が出来上がるまで、実は紆余曲折がありました。自分らしくないブランドを打ち出してしまったことによる、長い回り道もありました。
その過程は、8日間でPDF、音声、メールレターでブランディングの最初の一歩を無料で学ぶ「BRANDING SECRETS」で赤裸々に語っています。
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BRANDING SECRETSは、音声による提供なので、こちらの記事ではFREPPEIS BRANDING ENERGYが生まれるまでの遍歴を画像を含めてご紹介していきます。
ブランディングやWebの仕組みづくり20年以上の経験豊富なブランドクリエイター、YACCOがご案内します。
わかりやすい記事にするために、アシスタントのピー子と一緒にご案内します。
ピー子です。
ブランディングに興味があるけど、まだ挑戦できていません。
あなたに変わって、YACCO先生に質問させていただきますね!
こんな方に役立つ記事です
起業直後のFREPPIES
FREPPIESは、どういう意味なんですか?
FREPPIESは、“Freedom(自由)”と“Hippy(ヒッピー)”を掛け合わせた、私の完全オリジナル、造語なんですよ。
起業する時点で、私はWebデザイン、Web制作、プログラミング、SEO、コピーライティング、グラフィックデザイン、印刷知識など、仕事を通して様々なスキルがあったので強みを絞り切れませんでした。
プログラミングは、10年後を考えたとき「その年で、次々と新しい言語が出てくるプログラミングを覚えたり、勉強したりするのはしんどいなぁ」と感じて、情熱を注げない気がして候補から外しました。
色々と探るなかで、私のスキルで何を提供したいか、と考えたとき「PCひとつで世界中どこでも仕事ができるスキル」を提供したい、と思ったんです。
私にとって、持っているスキルはすべてPCひとつでできるものでしたし、私自身が時間や場所に縛られずに仕事がしたくてスキルを積んできた、というバックグラウンドもあるので。
そうなんですね!
FREPPIESって、造語だけどなんとなくYACCOさんのビジョンとか、世界観が現れてる気がします。
そうなの。自分でも気に入っていたんです。ところが…
FREPPIESは造語なだけに、誰も知らない言葉。
それゆえに、皆耳馴染みがなくて、読めない人がちらほらいたんです。
「ふ、ふ、ふろっ…何?」みたいな笑
フロッピーとか、フラッパーズとか、フレッピー「ズ」までフルで読んでくれないとか。
ブランディングをしていく上で、覚えてもらえない、読んでもらないならちょっとまずいなぁ、と思っちゃったんですね。
それで、もっとわかりやすく、シンプルに伝わるネーミングに変えたくなりました。
自分軸プロモーション
そこで考えたのが、「自分軸プロモーション」です。
「自分軸を大切にしたプロモーション」っていう意味ですね。
たしかに、伝わりやすいかも。
でも、たしかに伝わりやすいんですが「自分らしさ」を考えたときに、全然自分らしさが乗っかってないな、と思いながら使っていました。
ブランドのネーミングの難しさは、「お客様に伝わりやすいか」だけで考えると自分らしさが乗っからない。
自分らしさだけで突っ走ると、お客様に伝わりづらいんです。
それから、「自分軸」という単語は当時結構使っている人がたくさんいて、「自分軸を大切に」というメッセージ性は伝わるとしても差別化まで達成できるか?といったらちょっと厳しいな、って思ったんですね。
そうか…難しいんですね、ネーミングって!
特に、私はコピーライティングもしていたので、どんな「言葉」を使うかはすごくストイックな方なので、余計にさらっと作ることができませんでした。
それから、「自分軸」という漢字の字面がカクカクしていて、すごく男性的というか、強い感じも、なんとなく私が表現したい「私らしさ」ではなかったんですね。
じゃあ「自分軸」って他の言葉で言い換えるとなんだろう?って、共起語とか類語とかを散々調べたんですが、「自分軸」を言い換えるものは「自分軸」以上にストレートに伝わる単語がない。英語にしたとしても“”My point of view”とか、自分軸をスパッとヒトコトで表す英単語が存在しないんですよ。
自分軸プロモーションで集客していた頃の写真です。全然自分らしさと合ってないんです。
特に、Webデザインの段階になって、ロゴをにしたり、色を決めていく際に、「自分軸」という字面が邪魔をしました。
ゴシック体のロゴにすると「自分軸」が男性的で強いイメージになりすぎるし、明朝体にすると、今度は和風、古風、真面目、みたいなイメージになっちゃう。
私が最初に思い描いた「自由なヒッピー」とは似ても似つかないブランドだったんです。
なるほどー!深いですね!
佐藤靖子アカデミー
で、結局自分軸プロモーションで定着したくなかったのと、バシっと決まるブランドネームが降りてこなかったので、暫定的に没個性にするために「佐藤靖子アカデミー」にしました。
YACCOさんの本名を入れたんですね。すごい。
とりあえず、「これだ!」ってブランドが決まるまではなんでもいい、と考えて、暫定的に「佐藤靖子アカデミー」にしました。
でも、「佐藤」も「靖子」も極々平凡な名前で、同業者がいたんです。
ブランディングをやっている人ではなかったんだけれど、まあ、平凡でよくある名前だから想定はしていましたけれど。
でも、「自分軸プロモーション」でやっていくつもりはなかったので、その名前で覚えられたくない、イメージを正規のブランドに引き継ぎたくない、という思いがあって、「まあいいや。とりあえず」という感じで使っていました。
ビジネスネームは考えなかったんですか?
散々考えましたよ!
でも、画数とか縁起をかつぐと、「いい画数」と言われる名前が私の気に入るものがなくて。
ビジネスネームに関しては、なんども考えましたし、姓名判断のサイトで画数のいい名前を調べたりしましたが、結局「いいな」って思う名前がなくて、最終的に「YACCO」にしました。
「やっこ」っていうのは、大学時代の仲間、留学先のアメリカ人の友人たちもみんな私のことを「やっこ」と呼んでくれていたし、名前を変える、ということに若干抵抗があったのも確か。
あとは、「あとでやっぱり嫌になって本名に戻した」というのもちょっとな、と思っていたし、銀行口座開設とか、振込先名の提示のときに不信感をお客様に与えてしまう可能性もゼロではないので、YACCOでいこうと。
不思議と、平凡極まりない「靖子」という名前も、「YACCO」にしたことで自分の中で自然に腹落ちしました。
TRUSTY BRANDING
結構、ブランドネームを変えているんですね。
ほんと、クライアントにはスパっと提案できるのに、自分のブランドづくりとなると難しいなぁって痛感しました。
でも、ブランド名っていうのは人の名前と同じで、長く使うことで浸透して「らしさ」とか「っぽい」っていうう風に感じていくもの。
たとえば、「由紀さん」はやっぱり「由紀さん」で「道子さん」になるとうーん、ちがうな、やっぱり由紀さんだよね、みたいなのって、あるじゃないですか。その人の雰囲気で。
私がここまでブランド名にこだわってしまうのは、「ブランディングは、長く継続していくもの」ということを知っているからなんです。
たとえば、「エルメス」が定期的に名前を変えていたら、おそらく今のような高貴なイメージもファンもついていないでしょう。
だから、今後広告を出したり、SNSでバンバン投稿して露出度を高める前に、「ずっと継続して使っていくブランドネーム」を作らないことには始まらないんです。
たとえば、私の場合、ホームページをビジネスの中心地、プラットフォーム戦略というのを提案していて、すべての導線のハブスポットとして機能させる仕組みをつくるんですね。
でも、ブランドネームが決まっていなければ、ホームページが作れないんです。
ブランドネームが決まらなければロゴも作れない、ロゴが作れなければ雰囲気、世界観も作れなくなるから色も決まらない、色が決まらなければ、ホームページを作ってもあとで変更ってなるとものすごい工数がかかっちゃいます。
大きな時間と労力のロスになるので、時間がかかっても最初にしっかりとブランドを作りたいと考えていました。
そこで、新たに本腰を入れてブランドづくりに取り組み生まれたのが「TRUSTY BRANDING(トラスティ・ブランディング)」です。
トラスティブランディング!なんか、それっぽくなってきた!
当時、私が活動していたオンライン界隈で、節操なく身近な人の肩書やコピーを真似したり、経歴や実績を嘘をついてSNSで自作自演の投稿をして騙そうとしていたり、私の受講生に近づいて「YACCOさんに教わってわからないことがあれば僕が教えてあげるから」と、講座の内容を偵察しにきたり、成果を横取りしよう・・・という感じの人が回りにいて、憤りを感じていたんです。(全部男性!)
こういう人たちにはなりたくない、なるまい!という思いが強くて、「誠実でありたい」っていう気持ちから、トラスティブランディングが生まれました。
トラスティっていうのは、古い英語で「誠実」を意味します。
こういうのは、突き抜けるしか方法がない、って思っていたので、ブランドをつくって突き抜けようと思っていたんです。
だから、けっこう真剣に、綿密にリブランディングをしたつもりだったんですよね…
え、どうしたんですか?
トラスティブランディング、悪くないのに。
「トラスト=信頼」っていう言葉が、なんだか真面目過ぎるんです。
ほら、私はもともと「自由でヒッピー!」っていう思い・イメージから起業しているのに、「トラスト」っていう単語が私には重いんですよ。
ダイバーシティとか、自由とか、愛とか、そういう世界観を打ち出したいのに、「くそ真面目、面白味がない、冗談ひとつ言えやしない」という感じになっちゃったんです。
あはは。確かにトラスティブランディングは「くそ真面目」って言葉はつかえないわ笑
思い入れを込めて、綿密にリブランディングしたはずだったのに、またもや苦しむことになりました。
ブログを書いていても、メルマガを書いていても、SNS投稿をしても、口調は「ですます調」、綺麗ごとじゃん、みたいなトーンになっちゃうんです。
私は、歳を重ねて纏った「灰汁」のようなものは、個性だしその人の生き方が現れるもの、っていう哲学をもっているんですね。
そういう灰汁をどんどん出していきたいし、出していいのよ、ってフレッピー達にも伝えていきたいのに、「トラスティブランディング」の世界観がそれを許さないんです。
そうすると、そもそもサービスそのものの「らしさ」や「価値」なんて、全然伝わらなくなっちゃうんですよね。
なにしろ自分が一番居心地が悪くて。
名前って影響力偉大ですね!
表現にまで影響を及ぼすなんて・・・
そう。そして、影響を及ぼすのは表現だけじゃなかったんです。
前に進まず、暗いトンネルの中にいるよう・・・
当時、「トラスティブランディング」が自分のマインドに影響しているなんてことは、全然気が付いていませんでした。
でも、明らかに感じていたのは、全然前に進んでいない感覚。
エナジーの受講生たちに講義をする傍ら、私もリブランディングによってSNSのカバーを変えたり、ホームページをトラスティブランディングの世界観に合わせてカラーを変えたりしていたんですが、全然作業スピードが上がらないんです。
そして、目の前のタスクがエベレスト並みに積もり積もっているような感覚になっちゃって、「しんどいわ・・・」って気分になるんです。
「集中しすぎなのかも。仕事しすぎなのかも」って思って、いったんすべての作業をストップし、2週間くらいパソコンに向かわず、温泉に行ったりしてデジタルデトックスしたり、とにかく無我夢中でトンネルから出たい!でも光が見えない! そんな感じでした。
トラスティブランディングのイメージングに迷宮入りしていた頃。
前に進めない、っていう感覚は私もしょっちゅうあります!
その時の状況、なんか伝わってきます。
辛い時期でした。でも、こういう本音も「トラスティブランディング」では言えなかったの。
そういう本音って、あまり聞くことができないから、私にとっては希望になります。
先生もそうなんだって思えるから。
等身大の姿を見せながら、フレッピー達と一緒に走っていく、っていうのが私のポリシー、価値観なんですよね。
ダメな自分も見せていくことに意味がある、って思っているので。
封印していたFREPPIESは、いつもそこにいた
自分軸プロモーションでもない、佐藤靖子アカデミーでもない、トラスティブランディングでもない。
ちがう、これじゃない。
頭の片隅には、いつも「やっぱりFREPPIESが一番自分らしい」と思っている自分がいることに気が付きました。
なんだ、やっぱりFREPPIESだったんじゃないかと。
やっと!FREPPIES BRANDING ENERGY
私のことを慕ってくれているフレッピーや、初期のFREPPIES時代に知り合って応援してくれている方に、リサーチしてみました。
とはいえ、ブランドネームっていうのは、ただ名前だけ人に「どう思う?」って聞いても、あまり意味がないので、私が「この人は自分のセンスと似ている」と感じていた人2人にヒヤリングしたんです。
そうしたら、即答で「FREPPIESが好き!」という回答が。
- 「トラスティ・ブランディング」は銀行みたいな固いイメージ
- 四角四面で、つまらない
- 信頼、って言われると、逆に胡散臭く感じてしまう。
私が感じていたそのまんま、みんなもそう受け取っていた、ということです。
SNSでFREPPIESに戻した、と投稿したところ、FREPPIS時代のフォロワーさんから「一度聴いたら忘れないインパクトがある」「なんて素敵なネーミングだと思っていた」というコメントをもらって、FREPPIESでいこう!と覚悟が決まったんです。
「ブランディングをやっているのに、コロコロ名称変えたりカッコ悪いよなぁ、って思って・・・」と本音を漏らしたら、友人は「他人がどう思ってるかなんて気にしていたら、やりたいことなんて何もできないじゃん!」って背中を押してくれたんです。
素敵なお友達ですね!
遠回りしたけれど、パワーアップしていた
初期のFREPPIESから、色んな珍迷走を経て今に至るんですが、今思うのは「戻ったんではなくて、パワーアップして再スタートを切る気分」。
まさに、ジョンレノンの「スターティングオーバー!」という感じです。
初期は、私はまだブランディングを軸にできず、SEOやWordpress制作なんかも教えていて、ふわふわしていました。
でも、一周回って戻ってきた今、ブランディングを軸に色んな展開が頭の中に描けています。
ただのFREPPIESが、あらたに生まれ変わり、自分の中での変化や、ビジョンも載せて「FREPPIESブランディングエナジー」がストンと降りてきた。
「かっこいいけど、なんかチャーミング」っていうイメージを探してきて、キービジュアルに。
でもこれも、フォトグラファーに撮影してもらって、本格的なキービジュアルを作るまでの仮ですが。
なんか、カッコイイし響きが可愛い。
そう。私がFREPPIESというブランドから与えたいイメージは、カッコ良くてチャーミング。
冗談も言うし、失敗もする。でも、笑い飛ばしてドンドン前に進むよ!っていうパワーもある。
そんなイメージが、自分自身とリンクして、本当の自分とのギャップがなくなったんです。
ブランドが決まった後の変化
FREPPIESに戻ってから、他にどんな変化がありましたか?
光が見えなかった、長いトンネルから、外に出た感じ。
トラスティブランディングのときは、自分らしくなくて、なかなかSNS投稿もできないし、自分らしくない雰囲気のクリエイティブ(投稿画像などのこと)になっちゃって、全然楽しめなかったです。
でも、FREPPIESになってから、本当の自分との齟齬がなくなって、思考も行動もスピードが上がってる、解像度があがった、という感覚。
たとえば、FREPPIESのコース受講生には、Slackというツールを使って日々、それぞれ日報を書いてるんですが、
私も、フレッピーたちの日報を読むだけじゃなくて、私が今日なにをやったのか、っていうのを日報で報告してるんですね。
日報に、文字にして今日やったことをリストにして視覚化してみると、明らかにものすごい行動量なんですよ。
私、仕事は早いほうなので、普通の人よりはこなすタスク量が多いという自覚はあって、それは会社員時代から上司からも言われていたことなんですね。
それでも、ブランドが固まってからの速度は、爆速、という感じです。
たとえば、トラスティブランディングをやめてFREPPIESブランディングエナジーに変えよう!と決めてから、
約2週間で、ホームページを全リニューアルしました。
ブランドカラー、ロゴ、キービジュアルも全部変えて、文章も全部変えました。
ブランドが変われば文体も変わるので、全部変えたくなる。だから変えました。
それから、エベレスト並みに目の前にそびえていた「気が滅入るほどのタスク量」と感じていたものが、やることは全然変わっていないはずなのに、意識レベルで「すごくシンプル、簡単」というイメージに変わってしまったんです。
そうすると、さらにゴールが近く見えるから行動の速度が上がっていくんです。
ブランディングっていうのは、お客様に商品やサービスがより売れるようにとか、より価値を高めて価格を上げられるとか、そういうメリットは皆さん聞いたことはあると思うんだけれど、内面にも大きな影響を及ぼすんです。
自分らしくないブランドだと、潜在意識レベルで行動できないんですね。
でも、自分らしいと、脳が混乱しないんです。
本当の自分と、ブランドが一致しているから、脳が混乱しない。
虚像をつくってしまうと、脳が「え?え?これはどうしたらいいの?」ってなっちゃうんだと思います。
だから、投稿ひとつとっても、表現やトーンで自分自身が違和感を感じてしまう。
自分が違和感を感じているんだから、他人はもっと違和感を感じます。
だから、ブランディングってすごい大きなパワーがあるんですよ。
すごく勉強になりました!
ブランディングの重要性がよくわかりました!
ブランディングに興味がわいた!
という方は、不定期で体験会や説明会を開催しているのでぜひ参加してみてくださいね。