ビジネスに「資格」はあってもなくても良いけれど、知識と経験はマスト

自分も起業してみたい!オンラインで仕事ができるようになりたい!
そう思っている人は多いと思います。そして、どんどん起業しなはれ~と思います。

ただし、心構えはちゃんとしておいてね、って話をします。

資格はあってもなくてもいい

世の中には、「資格がなくては仕事ができない職種」というのがあります。医師、看護師、弁護士などですね。

一方、ビジネスにおいては「絶対に資格がなくてはできない」というものはあまりありません。

たとえばコーチングは、米国なんちゃら協会とか、日本なんちゃら協会など色々存在しますが、民間資格です。なくてもコーチングはできます。

ただし、資格というのは第三者から見て信用保証みたいなものはあるので、ないよりはあった方がいい。

勘違いしてはいけないのは「資格を取れば、仕事ができる、稼げる」と思ってしまうこと。コーチングにしても、資格を取るために講座で学びスキルを身につけたとしても、実際のクライアントからの評価がすべてです。資格はもっているけれど、クライアントから大した評価がないとか、資格はないけれどクライアントの変容がスゴイ、というなら、やはり後者の方がクチコミや紹介で広がるのは当然ですよね。

自分の経験を商品にすればいいのだけれど…

ただ、今までほとんど、ボーっとして生きてきた…朝から晩までテレビを観て、家事をしていただけ…
みたいな人が「自分の経験から商品は作れる」という謳い文句を鵜呑みして起業しようとしても、うまくいくほど甘くありません。

こういうケースは、「あなたも必ず稼げるようになります!」という人の言葉を信じやすく、良いカモになるだけです…
ただ、「資格は必要ありません、必ずあなたの経験の中に、誰かが必要とする商品の種はあります!」と言われても、本当にある人もいれば、全くない人もいるのも事実で…

そして女性の場合、自分の魂が乗っからないと動けない、なんかしっくりこない、、、という理由で継続できなくなるケースは非常に多いです。

たとえば、「メルカリで不用品を売って小銭を稼いだことがある」から、じゃあメルカリでの稼ぎ方を商品にしましょう!って起業塾の講師に言われたとして、本当に魂乗っけられるかどうか、が問題で。

自分が本当にやりたいことが「メルカリでの販売ノウハウを教えること」ではないのだとしたら、やはりあなたが「何をしたいのか」「何にやりがいを感じ、全力投球できるのか」を深堀りできるまでじっくり考えることをおすすめします。

これは私の経験からなんですが、稼げるからといって自分のやりたいことではないことをビジネスにしてしまうと、結局遠回りになるんですよ。

自分が本当にやりたいことでなければ、魂が乗っからないのでSNS投稿も億劫に感じますし、ホームページやブログも、気がのらないまま拡散することになります。

自分が興味のあること、自分のやりたい方向性に知識やスキルが必要なら、講座や本などでガッツリ学んだ方が自信がつくし、動き出す原動力になります。

自信がないのに自信があるように見せかけても、やはりそれは出てしまいますから。

情報だけなら、価値はなし

Googleでググれば簡単に得られるような情報を講座にしても、コンセプトや魅せ方で無理やり売ることはできたとしても、「こんな内容なら調べれば自分でわかる」と思われたらクレームになりかねないし、次の商品を買ってくれるリピ―ターになることはまずないですよね。

どこに価値があるかというと、やはり「あなたがどういう価値観で、どういう人格か」という部分。そして、受け売りや情報の横流しではなく、実際のリアルな体験談や失敗談を通して、クライアントをゴールに導くスキルがあるかどうか、です。

つまり、人間力、人としての魅力です。

情報だけなら、誰が教えても同じ内容になります。とくにマーケティングなんかは、皆が同じような内容を話しているかと思います。

でも、同じマーケティングでも、「こんな方法なら滅茶苦茶面白く理解できるし、簡単にできるようになる!」という自分の経験を通した発見があれば、それが価値になります。

世の中には、誰も知らないゼロイチのアイデアは、ほぼありません。

自分が「大発見だ!」と思っていたとしても、たいてい先駆者がいたりします。

だから、情報というのは誰かの焼き直しでしかありません。でも、それを商品として誰かに販売するとしたら、「TTP(徹底的にパクれ)」という誰かの二番煎じ的な商品を売っていたところで、やはりすぐに苦戦してしまうはずです。

自分の中のリソースが足りないと感じるならば、どんどん学び、リソースを増やしていきましょう。

そしてリソースを増やすと同時に並行して「自分ならどう解釈するか」「自分ならどう伝えられるか」という、あなた視点でのオリジナルな表現や伝え方ができるか考えてみましょう。

皆が同じ表現、同じ手法で教えていることも、独自の視点で楽しく、面白く教えることができる方法があるのなら、それは大きなアドバンテージになるし、独自性となります。

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