他人から「向いていない」と指摘されたら聞き入れるか否か

今日お話しする内容はですね

あなたの向き不向きに関してなんですけれども、人から「あなたはこれ向いてないよ」と言われたときに、その意見を取り入れるか取り入れないか。

そういう人からの指摘を受けるか受けないかについてお話ししたいと思います。

結論から言うと、受けなくていいです。

起業すると、色んな人から「アドバイス」と称して色々言われたり、心無い一言を浴びせる人がいますが、下手に素直に聞き入れると辛い思いをするのはあなたです。

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向いているかいないかは、「やってみなくてはわからない」が正解

たとえ、あなたの言動を見て思うところがあって、「あなたには向いていない」と相手が言ったとしても、あなたの人生をその人が生きるわけじゃありません。
そして、往々にして「向いてない」とか「やめた方がいい」という意見を言ってくる人は、心配ではなく「嫉妬」「やっかみ」「理由はないけど面白くない」というような、マイナスのエネルギーで発していることが多いんです。

そして、そもそもあなたの一面だけを見て「向いていない」と言っているとしても、その人がどれだけあなたのことを知っているのでしょうか。

あなたが「これをやりたい」という一言の背景には、様々な経験や気づきがあったり、想いが必ずあるはずなんです。

そういうことを何も知らない人から「あなたには向いていない」と人のことをあれこれ言うのは、ジャッジメントと言います。

実際、私はある女性に「コーチングはあなたには向いていない」と、見下したような表情で言われたことがありました。
でも、理由も言わず、ただ不愉快そうに言う人は、心理学でいうところの「鏡の法則」といって、その人の中に自分を見下している何かがあるのです。

ですから、そんな声は気にせずにコーチングを学びクライアントに提供したところ、皆さん「こんなに短時間でブロックが外れたなんて」と驚かれるくらい、コーチングは私に向いていました。

そして、そもそも私がこの人生で果たしたい役割、果たすべき使命のようなものがあるのに、他人からあれこれ指図を受ける必要はないのです。

他人の意見に振り回されると、他人軸で生きることになってしまいます。

そうすると、自分の人生の舵取りを自分でできなくなり、コントロールが効かなくなってしまうのです。

本当にあなたのことを思っている人ならば、どうするか

もし、あなたがコーチングをやってみたいと思っているとします。

その背景には、あなた自身が悩んだ過去、コーチングで意識が変わった経験、人生が変わりだした経験など、なにかしらきっかけがあったはずです。

あるいは、誰かコーチをやっている人を見かけて、「私もあんな仕事をしてみたいな」と思っているかもしれませんね。

本来、向き不向きというのは、「ストレングス・ファインダー」など緻密な検査を経た客観的な指標を元にするべきであり、他人のフィルターや思い込み、感情やムードに左右された無責任な言葉では絶対に計ることなんてできませんよね。

でも、あなたのことを思っている人ならば、おそらくこんな風にアドバイスすると思います。

  • なぜ、それをやりたいのかをヒヤリングする
  • 向いていないと言うのではなく、相手の望むゴールに必要だけど足りていないものをアドバイスする
  • ベースに愛情、応援がある

ただ、あなたの一面しか見ずに「向いていない」とか馬鹿にするような態度や口調で言ってくる人ならば、相手にしなくていいです。

たいてい、その人のメンタルに問題があることが多いです。

ですから、あなたも誰かから相談されたとき、たとえ「ちょっと向いていないんじゃないかな」と思っても、導く人であってほしいな、と思います。

向いている、向いていないは潜在意識と顕在意識のギャップにある

もし、他人からみて「向いていないなぁ」と感じられたとき、やはりその時点でのあなたには、何かしら欠けているものがあるかもしれません。

でもそれは、気づいて改善していけばいいだけですし、足りない知識があるならば学んでインプットすればいいだけの話です。

他人から見て「あの人には向いてないよね」と感じる部分は、主に潜在意識と顕在意識との間のギャップにあります。

たとえば、人を導く仕事をしたいと思っているのに、日頃ネガティブ発言が多いとか。
あるいは、ヒーリングを仕事にしたいと思っているのに、いつもイライラしている投稿をSNSにしているとか。

普通に私たちが生きている上で意識しているのは顕在意識で、全体の1~5%と言われています。

残りの95%~99%は無意識の領域と呼ばれる潜在意識。

でも、言動はほぼ、この潜在意識がつかさどっています。

ですから、たとえば嘘をついたとしても、どこかで辻褄が合わなくなってしまうのは潜在意識が常に言動に現れるから。

たったの1~5%で考え出した嘘を、突き通せるわけがないのです。

話はそれましたが、第三者からみて、この潜在意識と顕在意識のギャップは手に取るようにわかってしまうんですね。でも本人は気づかない。

だから「あなたには向いてない」という人が出てきても、おかしくないのです。

とはいえ、だからといって諦める必要もないのです。あなたの人生はあなたのもので、やりたいと思ったことは誰が反対したってやるでしょう。

そして、もし本当にあなたが向いていなかったとしても、自分で納得して選び、失敗するのならば後悔はしないでしょう。

でも、誰かの言葉でやりたいことをやめてしまうと、「その人が向いていないと言ったから」と、他責思考になってしまう人も多いのです。

もし本当にやりたいことがあって、自分に足りないものがあるならば、感情的で嫌味な人の言い分を聞くのではなく、あなたが尊敬しきちんとあなたの言葉を聞いてから、何が必要なのか、何が足りていないのかを愛情を持って伝えてくれる人の声を聞くようにしてみてくださいね。

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