この記事では、ビジネスにおいて資格取得よりも重要なことをお話します。
資格を取得してもビジネスで成功できる保証はありません。
自分の中にリソースがひとつもないジャンルの資格を取ったところで、それがお客様の悩みや困りごとを解決できるスキルかどうかは別の話だからです。
起業家向けブランディング＆ビジネススクール「FREPPIESブランディングエナジー」を主宰する私が、「資格をとっても成果が出ない人たち」を多く見てきた経験に基づいてお話します。
まずは資格とらなきゃ！って思っていました！
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資格取得の注意点について
例えば起業をするときに資格が必要なんじゃないかというふうに思って、資格取得を頑張ってしまうという人が結構いらっしゃるんですよね。
何か自分でビジネスをするにあたって、何か新しいことを身につけないと起業できないというふうに思ってしまって、資格の勉強を始めてしまうと。
別に資格取得することが悪いというわけでもないんですけれども、間違っちゃいけないのは、どういうふうに資格を生かすかというところで気をつけておかなくてはいけないんですね。
もうすでに自分のやりたいことがガチッと決まっていて、そのお客様に提供する内容とか、自分のリソースとかを肉付けしていくために新たな資格取得をしていくというのは全然問題ないんだけれども、自分の中で私は何も売るものがないというふうに思っていて、じゃあまずは資格を取って、その資格を軸にビジネスをしていこうと思ってしまっている人。
後者の場合ならやめたほうがいいってことをぜひお伝えしたいなと思います。
人は、資格取得の勉強をしていると、なんだか前に進んでいるような気になるんですよね。
勉強して知識を得ていくっていうのは、確かに理解度が進んでいけば、それだけ自分の中にリソースが増えていくんで、安心するっていうこともあるし、自信にもつながっていくみたいなことがあるんだけれども、学びに使うマインドと、お客様に売るマインドは全然違うんです。
学びに関しては、人間は知的欲求というか、新しいことを知りたいっていう欲求があります。
そしてその新しい学びに対して、これからそれを軸に稼いでいこうと思えるんだったら、投資にもなるし、前向きに取り組めるんですよね。
でも、いざ売ろうっていう時に、恐怖心が湧いてしまったりとか、こんなんで大丈夫かな、本当に売れるのかなっていう不安が出てきたりとか、自己肯定感の低さみたいなものが出てきちゃったりとか、自分の商品やサービスを正当に評価できずにすごく安く売り出してしまうとか、いろんなことが起きるんですよ。
これね、多分使う脳みそというか、使うマインドみたいなものが全然違うんですね。
それから資格取得をしてビジネスをしていこうって何がいけないのかっていうことなんだけども、お客様は、あなたの資格の羅列を見ても全く心動いていないという真実を知っておいた方がいいです。
まずは、自分の過去を振り返り、商品やサービスに替わる価値がないかどうか、じっくり深掘りすることが先決です。
なるほどー！
自分の話ばかりしてもダメ。お客様にメリットがあるかどうか
お客様の気持ちが動く時、これはお客様ご本人にとってメリットがあるかどうかって分かった時に初めて興味を沸く、初めて聞く耳を持ちます。
資格取得をしていて、こんな資格もある、こんな資格もあるというふうに、業界では有名な資格協会みたいなものを書いて、こういう資格を持っているんだから、すごいいい人に違いないと思ってもらえるだろうと思いがちなんだけれども、見ている人は、あんまり気にしていないんですよね。
どちらかというと、自分がどう変われるのか、どういう状態に変えてくれるんだろう、この人は、そういった自分ごとに置き換えてメリットがあるかどうかというところだけなんです。
なので、人に伝わる時に資格取得が武器にはならないんですよということなんですね。
むしろ何が重要かというと、お客様にまず売ってくださいということです。
まずは売る！
セールスして売ってみないと、「売れるかどうか」なんてわかりませんし、実際のお客様と接していくなかで得られる学びの方がずっと大きいです。
資格取得よりもまず売ってみること
自分のリソースが全くないと思っていて、ゼロベースから資格を取得を頑張ってみても、それはお客様にとっては全然魅力にはりません。
なぜならば、資格を取得しようとしているその分野で活躍している人たち、競合ライバルというのは、もうわんさかいるはずなんですよね。
同じようなジャンルで、ゼロベースの人と100経験をこなしている人と比べられたら、やっぱり負けちゃうわけなんですよ。
じゃあ何が大切かというと、今あるリソースを徹底的に洗い出してみるということから始めてほしいんですね。
自分の経験とかスキルとか、必ず過去に眠っています。
そういったお金になる価値、経験というのは眠っているはずなんですよ。40代、50代まで生きてきて、何もやってこなかったという人はいないんですよね。
さらっとやってのけている、日常的にやってのけていることだから、あんまりそれが人に求められていることだというふうには認識できないから、自分の強みというのを探しづらいと言われているわけなんですね。
だからといって、すぐさま資格取得をして、よしじゃあこれでビジネスやっていこうと思っても、いざ売ってみると売れなかったみたいなことが出てきちゃうんです。
そうすると、結果を出すのに遠回りになっちゃいますよね。せっかくお金と時間をかけて資格を取得したものの、全然売れなかったってなったら、もうその期間、時間も、かけた労力も、全部水の泡になります。
私がやりたかったことってこれじゃないのかもしれないなって思い始めちゃったり。
なので、資格取得というのは今あるスキルや知識に肉付けするときのみと考えておいたほうがいいです。
それよりも、もっともっと重要なことは売ってみるということですね。売ってみて実際にお客さまを作るということです。そうして初めて実績というのは生まれてくるわけですね。
そこで初めて学ぶことは、本とか企業塾とかセミナーで学ぶのとは、全然次元の違う学びが得られます。この経験をしないでですね、いくら資格取得のための学びをどんどんやっていっても、頭でっかちになるだけで、結局実績のない見せかけだけの人みたいなことになっちゃいがちなんですよ。
だから今のフェーズで構わないから、まずは売ってみるっていうことをして、初めていろんな気づきが生まれてきます。
コピーライターの素晴らしい実績とスキルがあるのに、それを生かせなかった人の事例
例えば、実際にお話したことがある方で、70代のコピーライターの方だったんですね。
皆さんがよくご存知の会社でコピーライターとして、若い時からずっと働いていらっしゃって、30年以上のコピーライティングの実績、経験があるわけなんです。
私からすると、コピーライターの実績があるだけで、ビジネスが成り立つと思うんですよ。
例えば、ランディングページ1つ作るのにしたって、コピーライティングのスキルがあるんであれば、ランディングページの見直しというか、サポートをするっていうだけでも、これビジネスになるわけですよね。
即席で、3ヶ月とか半年とかでコピーライティングを学んだ人と比べたら圧倒的なアドバンテージがあるんですから。
何十年も現場でやってきた経験の中には失敗もあっただろうし、その失敗をした上での成果を出したっていう経験もあると思うんで、これは強烈な差別化になるはずなんですよね。
だけど、その方はずっと学びを続けているだけなんですよ。
実際にSNSで発信したりとかされていているんだけど、なかなか売れない。
ちょっと売れないからと、すぐに方向転換しちゃうんですよね、多くの人は。これじゃないんだなと思って方向転換しちゃうわけです。
まだSNSの投稿もちょろっとしかやってないのに反応が悪いから、これじゃないなっていって方向転換しちゃうと。
その方もコピーライティングじゃないんだなって早合点しちゃって、今度はコーチングの勉強を始めちゃってたわけなんですね。それも30万とか40万とかまとまったお金をかけて学んでらっしゃるわけなんで、もう累計300万円ぐらいは優位に学びに使っているっておっしゃってました。
大金を学びに費やしても売れていいるかは別問題
学びに300万円投資していても売れているんだったらそれは全然構わないんだけど、全然売れてないのにお金ばっかりかけてしまっていると、これは完全なノウハウコレクターになっちゃっている状態、セミナージプシーになっちゃっている状態なんですよ。
スキルや経験が豊富でおられる方であっても、セミナージプシーになってしまうトラップっていうのは、私たちの身の回りにたくさんあるんですよね。
なので、とりあえずビジネスを軌道に乗せる王道の原理原則とか、こういうステップでやっていくっていうのはセオリーがあることを知って欲しい。
そのセオリー通りにやっていく。ちょっと反応がなかったからって言って、ビジネスそのものを変えちゃいけないんですよね。
明らかにこれは売れないだろうなっていうものは存在はしてますけれども、コピーライティングっていうスキルそのものってめちゃくちゃニーズがあるんですよ。でも売れないっていうことは、コピーライティングっていうものが売れないんではなくて、自分のリソースあるいは自分の発信の仕方、あるいは自分の行動量とか発信量とかが足りてないとか、他の部分に問題があるわけなんですよね。
あるいは実際に売ってみた時のセールストーク力とか、どこに問題があるんだろうっていうところをちゃんと見極めなきゃいけないのに、商品そのものが悪いっていうふうに勘違いして、自分にはまだ何かが足りないと思って資格取得に走ってしまう。
でも私から言わせれば、学びっていうのはビジネス全体のうちの20%くらいで構わないんですよ。
20％？
自分のビジネス活動のうち、学びは20％くらいに抑えておく。時間も労力も。
インプットよりアウトプットが大事
20%くらい自分の中にインストールしたら、後の80%はアウトプットをしていきます。
アウトプットって何かって言うと、SNSかもしれないし、広告に出すってことかもしれないし、ワークショップをやって人を集めて、そこで宣伝して売るっていうこと。それがアウトプットです。
学びのインプットっていうのは全体の2割っていう風に留めておいてですね、売るとか宣伝する、告知する、そういった方向に転換しないといつまで経っても売れません。
スパイラルに入り込むと、売れない問題の原因がよくわからなくなっちゃって、モヤモヤとして学び続けるっていうことになりがちなんですよ。
だから資格取得よりも大切なことは何か。これはアウトプットです。アウトプットする。SNSで発信する、集客する、広告出す。そんな風にアウトプットに8割っていう風な意識でやってみてください。
アウトプット！バランスが大事なんですね！
学んでいるだけで「行動している」気になりがちなんですが、学びはアウトプットではありません。
資格取得についてのアドバイス
全然自分が今まで知らない分野、経験したことがない分野でも挑戦したいっていう気持ちがあって、「これでいく！」っていう思いがあるんだったら、ゼロペースでも学んでみてもいいかもしれません。
でも、自分のリソースを棚卸しせずに強みがわからないとか、好きなことがわからないっていう状態で、とにかく資格があれば！と思って、資格を取得してみても、厳しい現実が待っていると思います。
資格取得よりも自分のリソースを洗い出すこと
それよりもまず、今持っている自分の中にあるリソースから洗い出してみるってことがまず先決です。
それから、起業をしてビジネスの軌道に乗せるまで、どういうステップ、どういうマイルストーンで順番にやっていけばいいのかってことを抑えて、その順番通りにやっていくってことと、それからその順番通りにスピードを上げてアウトプットするっていうことです。
まずは、Webで稼ぐための全体像を知ろう！
資格取得をするよりもまず最初に、Webでどう集客し、売上に繋げていくのか、という全体像知った上で、あなたのリソースから商品やサービスに替わるものはないか、考えてください。
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