月商7桁を超えても消えない“モヤモヤ”の正体——それは「守破離」を抜けたサイン

頑張って月商7桁を達成した。数字は出ている。なのに、なぜか胸のあたりが晴れない——。もしそんな「これでいいのか感」を抱えているなら、あなたは今、大事なフェーズの切り替わりにいます。起業は、フェーズによって悩みそのものが変わります。そしてその消えないモヤモヤは、剣道や茶道でいう「守破離」の“守”を抜けた、確かなサインなのです。

この記事の要点

  • 起業のフェーズ(ゼロイチ/月商7桁/年商8桁)ごとに、悩みの種類そのものが変わる。
  • 型やモデリングで数字は出せても、それだけでは「充実感」までは埋まらない。
  • 7桁後のモヤモヤは失敗ではなく、「守破離」の“守”を卒業し、“破”=自分らしさを出す段階に来た合図。

悩みは、フェーズごとに“質”が変わる

まず知っておいてほしいのは、起業の悩みは「レベルが上がる」のではなく、「種類が変わる」ということです。

ゼロイチの人。月商100万をまだ超えていない人。年商8桁を達成した人。それぞれ、抱えている悩みはまったく別ものです。

ゼロイチのフェーズは、右も左も分からない状態。マーケティングもよく分からないので、まずは知識を入れていく時期です。そして手っ取り早いのは、すでに売れている人をモデリングすること。だから多くの人が、そう教えられます。

知識ゼロの状態だと、教えられたことを素直に実践して、「そうか、モデリングね!」と腑に落ちる。簡単そうに思えるし、うまくいく気にもなる。……けれど、実際に売れる人は、ごく僅かなんです。

おかしいですよね。モデリングすれば売れると言われていたのに。

「努力すれば」で月商7桁は届く。でも——

次に来るのが、「努力すれば」「大量行動すれば」という段階です。今度は鬼行動・鬼コミットの、いわゆる体育会系マインド。

そして、その頑張りのおかげで、月商7桁は達成できます。ここまでは、根性と行動量で、ちゃんと数字がついてくる。

問題は、その先です。

7桁を達成しても、モヤモヤは消えないんです。そのまま行けば、起業当初に描いていた夢の世界へたどり着けそうな気がする。でも、実際には違う。

なぜか。自分のビジネスに、感動レベルの充実感がなかったり。「これでいいのか?」という感覚から抜けられず、手探りのままモヤモヤしたり。数字は出ているのに、内側が満たされない。この“ねじれ”こそ、このフェーズ特有の悩みです。

ゼロイチのときには、これは分かりません。実際に動いて、売れてみて、初めて見えてくる景色があるのです。

ある程度売れてから、初めて沸き起こるもの

ある程度、売上が出てきてから、内側からムクムクと沸き起こってくるものがあります。

「これこそ、私らしい」「私の人生を通してやっていきたいことだ」——そういう、もっと深い充実感。納得感。誇りのようなもの。

そういうものが、無性に欲しくなってくる。

自分らしさを表現して、自然に選ばれるようになりたい。肩の力を抜いて、冗談のひとつもブチかましたい。笑いながら、ときたま毒を吐きたい……。

つまり、こういうことです。最初はベーシックなマーケティングを学んで、型やテンプレートで作ってきた。それで数字も出た。けれど、だんだん「窮屈だ」「退屈だ」「つまらない」と感じ始める。

これは、悪い兆候ではありません。むしろ逆です。

それは「守破離」の“守”を抜けたサイン

日本の芸道に、「守破離(しゅはり)」という言葉があります。

は、師の教えや型を、忠実に守って身につける段階。 は、その型を土台にしながら、自分なりに応用し、破っていく段階。 は、型から離れ、自分独自の境地を確立する段階。

型やテンプレートに「窮屈だ、退屈だ」と感じ始めたそのモヤモヤは、あなたが守破離の“守”を卒業した合図なんです。基本の型は、もう身についた。だから、その型が窮屈に感じられる。当たり前です。サイズの合わなくなった服を着ているのだから。

ここで多くの人が、勘違いをします。「まだ努力が足りないんだ」「もっと型を極めなきゃ」と、さらに“守”を握りしめてしまう。でも、必要なのは逆。ここからは、型を破って、自分を出していくフェーズなのです。

型は、卒業するためにあります。ずっと守り続けるためのものではありません。

“破”に進む人が、していること

では、“守”を抜けた人は、次に何をするのか。

答えは、「自分らしさ」を、ちゃんとカタチにすることです。

ここが、いちばんの落とし穴でもあります。「自分らしく出せばいい」と言われても、その“自分”をどう表現すればいいのか、多くの人には分からない。だから、また新しいテンプレートや、別のノウハウを探しに戻ってしまう。“守”の中をぐるぐる回り続けてしまうのです。

私が ディーバ・ディレクション(Diva Direction) でやっているのは、この“破”への橋渡しです。あなたの個性・感性・過去の物語を、脚本の技術で丁寧に因数分解し、再現性のある「世界観」として立ち上げていく。感性まかせにするのではなく、あなたの人生を一本の映画のように構成し、過去の遠回りや傷さえ「伏線」として回収しながら、あなたにしか出せない“らしさ”を設計していきます。

型を守って数字を出す段階から、型を破って“わたし”を出す段階へ。この移行を、感覚ではなくロジックとプロセスで越えていく。それが、次のフェーズの正体です。

まとめ

  • 起業の悩みは、フェーズごとに「種類」そのものが変わる。ゼロイチ、月商7桁、年商8桁で、向き合うテーマは別もの。
  • 型やモデリングで7桁までは届く。でも、それだけでは「充実感」までは埋まらない。
  • 7桁後のモヤモヤは、失敗ではなく「守破離」の“守”を抜けたサイン。
  • 次に必要なのは、さらに型を握ることではなく、“破”=自分らしさをカタチにすること。

窮屈だ、退屈だ、と感じ始めたなら、それはあなたが一段、成長した証拠です。その違和感を、どうか大切にしてください。

よくある質問

月商7桁を達成したのに、なぜ満たされないのですか?

数字は「行動量」で出せても、「充実感」は別の軸だからです。ある程度売れてくると、「これこそ私らしい」という、もっと深い納得感や誇りを人は求め始めます。それが満たされないと、数字が出ていてもモヤモヤが残ります。

「守破離」とは、起業にどう関係するのですか?

守破離は、型を守る段階(守)、応用する段階(破)、独自の境地に至る段階(離)を表す言葉です。起業でいえば、テンプレやモデリングで学ぶのが“守”、自分らしさを出していくのが“破”。型が窮屈に感じられたら、“守”を卒業したサインです。

型が窮屈に感じたら、まず何をすればいいですか?

新しいノウハウを探しに戻るのではなく、「自分らしさ」をカタチにする方向へ舵を切ることです。ただし「自分らしく」を感覚に頼ると迷子になりがちなので、個性を因数分解して世界観として設計していく方法が有効です。

まだゼロイチの段階でも、この話は関係ありますか?

はい。今は知識を入れて型を身につける“守”の時期で問題ありません。ただ「型はいずれ卒業するためのもの」と知っておくと、7桁後のモヤモヤに慌てず、次のフェーズへスムーズに進めます。

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