女性起業、50代で理想の暮らしを叶えるために40代のうちにやっておくこと

50歳、という年齢はその後の女の人生の岐路を大きく分ける、と感じています。まさに人生の折り返し地点。

年齢は関係ない、と個人的には本当に思っていますが、とはいえ体力的にも気力的にも、50歳からまったく新しい未知のことを始めるのは、若いときよりもぐっとプレッシャーも大きくなるのは事実で。

50歳を超えて、自由に幸せな女の生き方を実践するためには、40代をどう生きておくかで、だいぶ楽になると思っています。

今日はそんなお話をしたいと思います。

「私は、何が好きか?」を知っておく

あなたは没頭できること、好きでたまらないことはなんですか?

と聞かれて、即答できるでしょうか?

これは、年齢にかかわらず若い人でも「自分がのめり込めるものが何か、わからない」という方は結構いらっしゃいます。

会社員時代、年下の同僚たちは「YACCOさんて好きなことがたくさんありそうで、幸せそうで羨ましいです。私は何が好きなのかわかりません」と言っていました。

趣味と言えるほどのものはないし、友達と週末に美味しいものを食べ歩くくらいで…という人は多いと思います。安心してください。たぶん、それが大多数です。

また、専業主婦をずっとやられている方は、家事や育児で自分のことは後回し!子供の行事や習い事の送り迎え、家事などで忙殺され、自分のことをじっくり考える時間、空間、環境がなく、自分の気持ちを後回しにしてしまう、というのは仕方ないことです。

「何が好きか?」がよくわからないのであれば、「どんな暮らしが理想のライフスタイルか」を考えてみると出てきやすいですよ。

好きなことを仕事にして、Webを使った仕事ができると、色んなメリットがあります。

パートなどの安い時給で数時間働いた場合、確実にお金にはなりますが天井は見えていますよね。
また、同僚とのシフトで自由な時間を確保しづらかったり、通勤のための時間も取られます。

自分の「好き」や「得意」でビジネスができると、最初は苦戦するとしても収入は頑張った分だけ得られますから、夢が広がります。
好きなことですから、色んなアイデアが沸き、それをビジネスに生かすことができます。

でも、あなたが肚の底から「好き!」「これでやっていく!」というものが明確でなければ、なかなかうまくいきません。

なぜなら、軌道に乗るまでに必ず通る「低空飛行期間」に焦って、継続できなくなるからです。

今、SNSで同世代の女性たちが楽しそうにビジネスをしている背景には、必ず低空飛行期間があり、自己投資をしていて、リスクを取っています。
リスクを取るのですから、ただ「お金が稼げそうだから」という理由でビジネスをしても、低空飛行期間に嫌になって放り出してしまいます。

リスクを取れるほど、自分がやりたいものなのか。
これをじっくり、40代のうちで探しておくことをおすすめします。

50代になって、「さあ、何か始めよう!」と思っても、そこからのゼロスタートだとあっという間に数年経ちます。

家族に公言・証明しておく

50代になって、さあ子供も手が離れたし、自由な時間もできたし、自分のビジネスを始めよう!

そう思ったとき、最初の壁となる多くは「家族、とくにパートナーからの反対」です。

たとえば「ビジネスはそんなに甘くない!」「どうせ趣味みたいなもんだろ?」と言われてしまう。男性は社会で長年働いてきている方が多いし、今まで専業主婦しかやってこなかった妻にできるわけがない、という思い込みがあったりします。

ですから、40代の内に本気で取り組んでいるという姿を見せておくといいですし、パートナーに「50歳以降、どう生きていきたいか」を正直に話し、価値観を共有しておくということをぜひやっておいてください。

もし、家事は適当で、ソファーに座りながらお菓子を食べ、ドラマを見ながら寛いでいる姿しかパートナーに見せてこなかったなら、パートナーは「できるわけがない」と思うのも当然ですよね。

それに、起業すると意識が180度変える必要があるので、ソファーでお菓子ポリポリ、というライフスタイルが変えられない人は、ちょっと厳しいというのも事実です。

ですから、まだ明確になっていなくても、「50歳になったら、なにか自分で新しいビジネスを始めてみたい。そのために今から少しずつ頑張りたい。応援してくれる?」とパートナーに聞きましょう。

もし夫婦関係が良好なら、妻が「応援してください」という言葉に「応援なんてしない」とは言わないはず。「応援なんてしたくない」と言われるならば、まずはパートナーシップを見直す必要があるはずです。

ビジネスは、一緒に暮らす人たちの協力・理解がないと難しいですよ。

お金を貯めておく

まだ明確にやりたいことが決まっていないけれど、先々、自分でビジネスをしてみたい。

そう思っているならば、軍資金を蓄えておきましょう。

もしパートナーに理解があり協力してくれるなら問題ありませんが、そもそも家計にゆとりがない場合、セミナーや講座にさえお金を払えない、ということになってしまいます。

Googleでググって、ビジネスの仕方を自分で調べるという方法もありますが、体系的に必要な情報だけを効率よく収集することは難しいですし、売上をしっかりあげるノウハウは、無料ではなかなか出ていません。

地域の起業サポートなどがあれば利用するのもいいですが、SNSを使った集客方法の知識は乏しいですし、表面的なことを教えてもらうだけで、やるのは自分。その「やる」というときに「どうするの?」を自力で解決できないときに、専門家がしっかり教える講座の存在があります。

借金をしてまでやることはおすすめしません。精神的に追い詰められますし、「借金してまでやるくらい本気だった」というのはごく一部の成功者の美談でしかなく、多くは海の底に屍となって沈んでいます。

ですが、自己投資は自分に知識をインストールし、それをお金に変えて収入に変えるという「投資」です。
ですからしっかりと売上に繋げていく趣味起業ではなく、本気のビジネスをしたいならば、自己投資はマストだと思っています(誰に学ぶか、は超重要です)

100万円くらいは、自分で使えるお金を確保しておきましょう。

起業家マインドになっておく

目の前の事象は、すべて自分の思考が作り出しています。

パートナーシップに問題があるならば、相手だけでなく自分の思考にも必ず問題があります。

また、講座やセミナーで学んでも成果を出す人、出さない人が必ずいますが、出せないときに人のせい、講座のせい、とする人(雇われマインド)の人は、それに気が付いて変わらない限り成果を出すことは難しくなります。

これは、自分でわかっているようでなかなか難しいところです。実際に起業してサロンを何十年とやっている方でも、コンサルをしたときに「必ず売上に繋がるなら、お金を出します」と仰っていましたが、そもそもこの時点でマインドセットができていません。

売上に繋がるノウハウ、テクニックというのは、ベーシックセオリー(ダイレクトレスポンスマーケティング)がありますが、学ぶだけでなく実践し、自分で工夫しながら売上に繋げていく、自分で成功にしていく、というマインドセットがめちゃくちゃ重要です。

もし、今あなたが何らかの不満を持っていて、それを夫のせい、子供がいるせい、ああいう親に育ったせい、学歴のせい、住んでいる場所のせい、環境のせい、と外に不満の原因があると思っているならば、それを一旦ストップしましょう。

最初はこの言葉にさえイラっとする方がいるかもしれませんが、起業するとこのマインドでいる限り、苦しむのはあなたですから。

子供が宿題をなかなかやらない、ということに対し感情的に怒るのであれば、ご自身がクライアントを持ったときに同じように怒ってしまうはず。

今のうちから「マインド」を整えておく、事業者としての意識がどういうものなのかを知っておく、ということをぜひやっておいてください。

動けるのは、50代

60歳になって、新しいビジネスを始めたい!という場合、すでにそれまでに何らかのビジネスや仕事をしてきた人ならば問題ありませんが、そうではない場合、不安というプレッシャーと残りの人生を天秤にかけ、「動かない方がいい」という選択を取りやすいです。

なぜならば、稼ぎたい!旅行にもバンバン行きたい!そう思っても、中途半端に稼ぐようなら「年金が減ってしまう」「老後の資金を使ってしまう」といった今後の不安の方が大きくなり、守りの体制に入りやすいからです。

行動せず、リスクを取らなければ、思い描いている理想の暮らしが手に入らない。でも行動せず、リスクを取らなければ、とりあえず今の生活は維持できる。

そう考えたとき「ま、いっか、今のままで」となりやすい。

まあ、その程度のものならば、挑戦せずに安定を取る方がいいと思います。でも数年後、自分の人生の終わりが見え始めたとき「あの時、始めていれば良かった」と後悔しながら、棺桶に片足突っ込んだような気持ちで、年金と貯金でどうにか日々、細々と暮らすことに不満を抱えないかどうか。

そう、すべて自分の選択。自分で決めること。

その「決める」の瞬間にかかるプレッシャーを少なくするには、やはり少しでも若い時に始める方がリスクを軽減することができます。

Webに慣れておく

ビジネスをするなら、今の時代はインターネットを使い集客宣伝をしていくことは避けられません。

インターネットが世の中に生まれる前は、高い広告費を出して新聞や雑誌などで宣伝しなくてはなりませんでした。

今では、インターネットのおかげで誰でも低コストでSNSやホームページ、ブログ、Youtubeなどで認知を広める広報をすることが可能です。

すべて、パソコンを使ってやる必要があります。

パソコンが苦手、パソコンはできるだけ使いたくないです、という場合に取る選択肢はひとつだけ。お金を出してできる人に頼むこと。

でも、お金をかけられないなら自分でやるしかありません。もしブラインドタッチができないなら、今からタイピングの練習をしたり、ブログを始めてWebに慣れておきましょう。スマホは限界があります。パソコンでやらないと、売れる仕組みを効率的に作ることはできません。

講座でも、パソコンの使い方、PDFのダウンロードの仕方など超初歩的なものは教えてくれません。なぜなら、起業系の講座は「ビジネスを本気で取り組む人のため」のものだからです。

講座を有効活用するためにも、パソコンに慣れておく、基本的な操作はできるようにしておく、というのはオンラインビジネスをする上で必要不可欠です。

SNSを始めておく

Facebook、Instagram、Youtube、なんでもいいです。

あなたが無理なく、楽しくできそう、というもので構いませんから、今から発信してフォロワーを集めておきましょう。

ビジネスで最も難しいのは集客です。まだ商品ができていなくても、ただの友達投稿ではなく将来を見据えた意識を持って、SNSでフォロワーを集めておきましょう。SNSを使いながら慣れておく、こうやったらフォロワーが増えた!というあなたの経験は、後に誰かの価値に変わります。

いざ、ご自身の商品ができて販売する!というときに、フォロワーがすでにたくさんいれば、告知するだけで欲しいと言ってくださる方が出てくるかもしれません。

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