講師ビジネス:起業にはいくら用意しておけばいい?

今日は、起業準備にどのくらいお金が必要なのかについてお話ししたいと思います。

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起業にもいろいろなやり方があり、どのビジネスで起業するかによって、必要な資金は大きく変わってきます。

例えば、整体師さんがサロンを借りる場合、その賃貸契約に半年分の敷金礼金がかかることがあります。そのため、ビジネスの種類によって必要なお金は異なります。

今回は、資本があまりかからない、自分の経験やスキルを商品にして講座として販売する、私がアカデミーで教えているような講師、講座ビジネスについて話します。この講座ビジネスや講師ビジネスは、基本的に多額の資金は必要ありません。

講座ビジネスのメリット

自分の知識やスキルを価値に変え、講座にして教えるのは、サロンを借りたり、治療院を作ったり、飲食店を開業するのとは異なり、数万円から始められる手軽さとリスク回避ができるのが特徴です。

講師ビジネスの場合にかかるお金は、主にツールの利用料です。サブスクリプション形式で数千円、年間でも数万円程度で済みます。また、自分のホームページを持つ場合、WordPressのサーバー契約やドメイン契約に年間で数万円かかります。

しかし、お金がかからないからといって、何も準備しなくていいわけではありません。

できれば200~300万円を貯めておくと安心です

できれば、起業する前に200万円から300万円ほどの貯金を持っていた方が安心です。これは、会社を辞めて起業する場合のリスク回避のためです。

会社員時代に豊富なスキルや経験があっても、起業してすぐにコンスタントに収入が得られるわけではありません。

例えば、私自身も起業して45日目で初オファーがあり、すぐに売上を作ることができましたが、毎月安定した収入を得るのは難しいです。

3ヶ月から6ヶ月のスパンでじっくりとお客様や受講生と接していく必要があり、次の募集や集客に時間がかかることがあります。

そのため、最初の年は収益がなくても生活できるくらいの貯金が必要です。また、生活費の確保だけでなく、学ぶための資金も必要です。スキルや経験が豊富でも、それをオンラインでどうやって売るのか、受講生をどう集めるのかといった運営面での学びも重要です。

私は20年以上クリエイティブディレクターとして働いてきたので、商品化するリソースはたくさん持っていましたが、それをどうやって売るかについては、今まで経験したことがありませんでした。

自己投資をして、経営者マインドでしっかり稼ぐ

今までの集客は、SEOを活用してウェブサイトを検索上位に持っていく方法が主でした。

ウェブサイトからの集客には時間がかかり、成果が出るまでにかなりの期間を要しました。

しかし、起業すると、そんなに時間をかけていられません。SEOの効果が出るまで待つのはリスクが大きいです。

そこで、SNSを使って認知活動をしていかなければなりません。SNSは無料で使える広告ツールとして非常に有効です。

しかし、どうやって使えばいいのか分からないことも多いでしょう。モデリングする人がいたとしても、具体的にどのように進めるのかが最初は分かりにくいです。独学でやろうとすると時間がかかり、収益化までの期間が長くなってしまいます。

起業すると、自己投資をして、それ以上に稼ぐというマインドが必要です。

自己投資にはまとまったお金がかかるので、その分も確保しておくことが大切です。高単価の商品を売る場合は、信頼や商品力が重要で、緻密なチェックが必要です。

でも、もしあなたが数千円から数万円のアクセサリーなどを販売する場合は、すぐに販売サイトにアップして試行錯誤しながら売り上げを作ることができます。

高単価商品を売り、月収数十万円を目指す場合、自己投資をしてしっかり学ぶことが必要です。最初はしっかりとお金をプールしておくことをおすすめします。

専業主婦の方は、まず旦那さんに相談し、協力と理解を得ることが大切です。起業する際のネックはお金ではなく、周りの理解がないことです。

旦那さんや家族の協力を得るために、起業の目的やビジョンをしっかり伝えることが大切です。

例えば、起業してお金を稼げるようになったら、家族で年に一回は海外旅行に行くなど、家族にもメリットがあることを伝えると良いです。家事の分担が増えるかもしれませんが、一緒に夢を見ていく提案をすることで、協力を得やすくなります。

また、ビジネスは自分だけが幸せになるためのものではなく、社会のために誰かを幸せにしたいという思いも重要です。
旦那さんや家族にその価値観を共有し、理解を得ることが大切です。

これから起業を考えている方は、お金を貯めておくこと、周りの人を協力者に変えることを意識してください。今からできることを考え、姿勢で示していくことが大切です。参考にしていただければ幸いです。

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